豪ドル:米中貿易摩擦の行方、賃金統計や雇用統計に注目

2019/05/13 13:25

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米中貿易摩擦が一段と激化すれば、豪ドル安が進行も!?
・賃金統計(15日)と雇用統計(16日)発表。RBA(豪中銀)の金融政策における重要な判断材料になりそう
・南アフリカ総選挙では与党が過半数を維持。南アフリカランドにとってプラス材料か


[レビュー]

13日東京時間の外国為替市場では、が堅調に推移。一時、米ドル/円は109.62円、ユーロ/円は123.16円、豪ドル/円は76.50円、NZドル/円は72.19円へと下落しました。米国と中国の貿易摩擦が一段と激化するとの懸念が強まり、円高材料となりました。

[これからの展開]

米国は10日、2000億米ドル相当の中国製品に対する関税の引き上げ(10%から25%へ)を実施。そのうえ、追加関税を課していない残りの約3000億米ドル相当に対しても関税の上乗せを行う方針です(計画の詳細は13日発表予定)。この措置が実施されれば、中国からの輸入品すべてが関税上乗せの対象となります。

豪州やNZは中国を最大の輸出先とするため、両国経済は中国の景気動向に影響を受けやすいという特徴があります。米中貿易摩擦の激化は、豪ドルやNZドルへの下押し圧力となり得ます。米中の通商政策に関するニュースには注意が必要です。

豪ドルについては、豪州の1-3月期賃金統計(15日)や4月雇用統計(16日)も重要です。RBA(豪準備銀行、中銀)は7日の政策会合時の声明で、労働市場の動向を今後注視すると表明。労働市場が改善しなければ、利下げを検討することを示唆しました。労働市場の動向は、RBAの金融政策において重要な判断材料になるためです。

市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が織り込む、6月4日の次回会合の確率は“据え置きが70.7%”、“利下げが29.3%”(5/10時点)。賃金統計や雇用統計が市場予想と比べて弱い結果になれば、早期の利下げ観測が高まり、豪ドルに対して下落圧力が加わる可能性があります。豪ドル/円75.21円(1/4安値)が目先の下値メドになりそうです。

市場予想は、下の通りです。
・賃金コスト指数(賃金統計):前期比+0.6%、前年比+2.3%
・失業率(雇用統計):5.1%
・雇用者数(雇用統計):1.40万人増


(出所:リフィニティブより作成)

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南アフリカ選挙管理委員会は11日、8日に行われた総選挙(下院定数400)の公式結果を発表。与党ANC(アフリカ民族会議)の議席は230と、前回2014年(249)から19議席減少したものの、過半数を維持しました。議会は今後、ラマポーザ大統領を再任するとみられます。現政権が継続し、政治の先行き不透明感が払しょくされることは、南アフリカランドにとってプラス材料と考えられます。

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