RBA(豪中銀)は利下げのハードルを下げた!?

2019/05/07 15:53

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBAの政策金利据え置きで豪ドルが上昇
・ただし、RBAは「インフレ目標の達成には労働市場のさらなる改善が必要」と指摘。利下げのハードルはむしろ下がった印象
・4月の失業率(5/16発表)が大幅に悪化した場合、6月の次回会合で利下げも!?


[レビュー]

5月7日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが堅調に推移。一時、豪ドル/米ドルは0.7043米ドル、豪ドル/円は77.97円へと上昇しました。RBA(豪準備銀行、中銀)が政策金利を据え置き、豪ドルの上昇要因となりました。

NZドルは、小動き。NZドル/米ドルやNZドル/円は、昨日(6日)のNY終値近辺での“もみ合い”となりました。

[これからの展開]

RBAは本日(7日)、政策金利を過去最低の1.50%に据え置きました。

声明では、「豪労働市場は引き続き堅調だ」と強調。「雇用は大幅に増加し、求人率は依然として高く、一部では技能者不足が報告されている」との見方を示す一方、「賃金の伸びは一段と上昇することが見込まれるが、緩やかなプロセスになる可能性が高い」としました。

インフレについては、「1-3月期のインフレ統計は予想を大幅に下回っており、経済全体のインフレ圧力が抑制されていることを示唆している」と指摘。「インフレは今後上向くと予想されるが、緩やかにしか上昇しないだろう」との見方を示しました。

声明の最後段落は、以下のようになりました。
・「理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが適切だと判断した」
・「経済には依然として余剰生産能力があり、インフレが目標と一致するには労働市場のさらなる改善が必要だと認識した。この評価を踏まえ、理事会は今後の会合で労働市場の動向に細心の注意を払っていく」

***

市場では、本日の会合での0.25%の利下げ観測もあったため、RBAが政策金利を据え置いたことで、豪ドルが上昇しました。

ただし、声明では「インフレが目標と一致するには労働市場のさらなる改善が必要」と指摘。足もと5%程度の失業率ではインフレ目標の達成には不十分との見方が示されました。

RBAは利下げが適切になる条件として、これまで「インフレ率が低水準にとどまり、失業率が上昇を続けるなら」としていました。利下げの条件は“失業率が悪化すれば”から“失業率が改善しなければ”へと変化したと見なすこともでき、利下げのハードルは下がったと言えそうです。

4月の豪雇用統計が5月16日に発表されます。失業率が3月の5.0%から悪化した場合、RBAは6月4日の次回会合で利下げに踏み切るかもしれません。

RBAの利下げ観測は残存すると考えられることから、豪ドルはいずれ上値が重くなる可能性があります。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

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