トルコリラ:今週は重要な週!? 一段と下押す可能性も

2019/04/29 09:00

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・日本が祝日。突発的なニュースが出てきた場合、値動きが増幅される可能性あり
・4/30にTCMB(トルコ中銀)インフレ報告&議事録公表、5/3にトルコCPI発表。利下げ観測を補強するか
・トルコの対応次第で米国との関係が一段と悪化する恐れも


(欧米市場レビュー)

26日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は111.46円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.1178米ドル、豪ドル/米ドルは0.7059米ドル、NZドル/米ドルは0.6677米ドルへと上昇しました。米国の1-3月期GDP速報値が前期比年率+3.2%と、市場予想を上回った一方、1-3月期のコアPCE(個人消費支出)は前期比+1.3%と、市場予想を下回りました。市場ではコアPCEの弱さの方が着目され、米ドル安材料となりました。米国の長期金利(10年債利回り)の低下も米ドルの重石となりました。

(本日の相場見通し)

本日(29日)は日本が祝日のため、東京時間は様子見ムードが漂い、外為市場は全般的に落ち着いた展開になるとみられます。ただし、外為市場の参加者が通常よりも減少して流動性が低下する分、突発的なニュースが出てきた場合には値動きが増幅される可能性もあり、注意が必要です。

外為市場は、欧州時間に入ると活発に動き始めそうです。本日は、米国の3月PCEコアデフレーターが発表されます(日本時間21:30)。市場予想の前年比+1.7%と異なる結果になれば、市場が反応する可能性があります。

米ドル/円
は、200日移動平均線がポイントになりそうです。同移動平均線より下の水準に定着した場合、テクニカル面から下押し圧力が加わりやすくなる可能性があります。

***

トルコリラは4月25日に、対米ドルで6カ月半ぶり、対円で1月3日以来の安値を記録しました。

TCMB(トルコ中央銀行)が25日の政策会合時の声明で、「必要に応じて一段の金融引き締め(利上げ)を行う」との文言を削除。トルコと米国の関係悪化やTCMBの外貨準備高の減少傾向などを背景に、トルコリラに対して下落圧力が加わるなか、利上げに言及した文言が削除されたことで早期利下げ観測が高まったためです。

今週は、TCMBの四半期インフレ報告25日の政策会合の議事録が公表(いずれも4/30)され、5月3日にはトルコの4月CPI(消費者物価指数)が発表されます。

市場では、TCMBが6月あるいは7月の会合で利下げを行うとの観測があります。以下のことが起これば、利下げ観測は一段と高まりそうです。
・インフレ報告:2019年のインフレ率見通しが前回1月の+14.6%から大幅に下方修正される
・議事録:利下げの可能性も指摘される
・CPI:市場予想の前年比+20.40%(4/29時点)を下振れる

5月1日には、米国がイラン産原油の輸入禁止措置の適用除外(トルコや日本を含む、8カ国・地域)を撤廃します。トルコがイラン産原油の輸入を5月2日以降も継続した場合、トルコと米国の関係は一段と悪化する可能性があります。トルコ政府の対応に注目です。

TCMBの利下げ観測が高まり、またトルコと米国の関係が一段と悪化した場合、トルコリラへの下落圧力は一段と強まるとみられます。トルコリラ/円は1月3日安値の17.92円に向けて下がる可能性があります。

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【マーケットView】

次回のマーケットViewは5/7に配信予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。

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