豪ドル:豪失業率が若干上昇

2019/04/18 15:20

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・雇用が堅調に増加する一方、3月の失業率は若干上昇
・RBA(豪中銀)が重視する失業率の上昇は、利下げを促す要因となり得る
・ただし、失業率は依然として2018年9月以降のレンジ内であり、労働参加率もわずかに上昇。RBAは失業率の上昇をそれほど懸念しない可能性も


[レビュー]

18日東京時間の外国為替市場では、が強含み。一時、米ドル/円は111.79円、ユーロ/円は126.34円、NZドル/円は75.09円へと下落しました。日経平均が軟調に推移し、円の支援材料となりました。

豪州の雇用者数が市場予想を上回ったことで豪ドルが上昇しましたが、上昇は一時的でした。

[これからの展開]

豪州の3月雇用統計は、豪雇用情勢の堅調さを改めて示したと言えそうです。

雇用者数は前月比2.57万人増と、市場予想の1.20万人増を上回り、8カ月連続で増加。月ごとの振れが大きい雇用者数の傾向を把握するために6カ月平均をみると、増加数は2万人以上を維持しています。雇用者数の内訳は、パートタイム雇用者が2.26万人減少する一方、フルタイム雇用者は4.83万人増加。雇用増はフルタイム中心だったことが示されました。


(出所:リフィニティブより作成)

失業率は5.0%と、市場の予想(5.0%)通り、2月の4.9%から若干上昇しました。

16日のRBA(豪準備銀行、中銀)議事録は、「インフレ率が低水準にとどまり、失業率が上昇を続けるならば利下げが適切になる可能性がある」と指摘。失業率の動向が金融政策判断において重要な要素になることを示唆しました。そのため、失業率の上昇はRBAに利下げを促す要因となり得ます。

雇用統計発表後の豪ドル買いが一時的に終わったのは、失業率の上昇が市場に意識されたのかもしれません。

ただし、失業率は2018年9月以降、4.9~5.1%で推移しており、5.0%はその範囲内です。また、労働参加率が2月の65.6%から65.7%へと上昇しました。それが失業率上昇の一因と考えられます。それらを踏まえると、RBAは今回の失業率の上昇をそれほど懸念しないとみられます。

RBAは利下げの可能性に言及しつつも、政策変更は当面必要ないとの見解を示しています。雇用統計の結果によって、その姿勢が変化する可能性は低そうです。


(出所:リフィニティブより作成)

豪ドル/円のテクニカル分析は、本日18日の注目のチャートをご覧ください。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。

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