RBA議事録:利下げの可能性に言及。その条件も明示

2019/04/16 15:28

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪中銀)議事録は、利上げの確率は低いと指摘
・“インフレ率が低水準にとどまり、失業率が上昇を続ければ”、利下げが適切になる可能性も
・18日の雇用統計、24日のCPIがRBAの金融政策における重要な判断材料になりそう


[レビュー]

16日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが軟調に推移。一時、豪ドル/米ドルは0.7141米ドル、豪ドル/円は79.92円へと下落しました。RBA(豪準備銀行、中銀)議事録を受けて豪ドルに対して下落圧力が加わりました(後述)。

NZドルも弱含み。一時、NZドル/米ドルは0.6739米ドル、NZドル/円は75.49円へと下落しました。同じオセアニア通貨である豪ドルの下落に引きずられました。オア総裁RBNZ(NZ準備銀行、中銀)が金融政策やNZドルについて言及しましたが、市場は反応薄でした。

オア総裁は、「金融政策の緩和バイアスは継続している」と表明。RBNZがハト派的な姿勢にシフトしたのは、米欧中の経済情勢の軟化が一因と説明しました。オア総裁はまた、17日発表のNZの1-3月期CPI(消費者物価指数)について、「中銀の見通しを下振れる可能性は、緩和バイアスにすでに織り込まれている」と指摘。NZドルに関しては、「好ましい水準近辺にある」との見方を示しました。

[これからの展開]

本日、RBA議事録が公表されました。政策金利を1.50%に据え置くことを決定した4月2日の会合の議事録です。

議事録は、金融政策について「政策金利を目先変更する強い根拠はない」と改めて強調。「インフレ率が抑制されていることを踏まえると、目先の利上げの確率は低い」とする一方、「インフレ率が低水準にとどまり、失業率が上昇を続けるならば利下げが適切になる可能性がある」と指摘。利下げが経済に与える効果は過去に比べて小さいとしつつも、「利下げによって、為替レート(豪ドル)の下落や借入金利の低下による景気の下支えが期待できる」との見方を示しました。

***

前回(3/19)の議事録は、「利上げと利下げの確率は以前よりも均衡している」との見方を示しました。それが今回は、利上げの確率は低いと指摘する一方、利下げが適切になる条件を挙げたうえ、利下げによる景気の下支え効果にも言及しました。“政策変更は目先必要ない”としているため、RBAは当面様子見姿勢とみられますが、議事録を受けてRBAの利下げ観測が市場で一段と高まりそうです。

豪州の3月雇用統計が4月18日1-3月期CPI(消費者物価指数)が24日に発表されます。それらの結果は、金融政策において重要な判断材料になりそうです。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【トラリピ1クリック】
トラリピを1クリックでカンタン発注!


= = = = = = = = = = = = = = = = =

【キャンペーンのご案内】