米ドル/円は2日間、3月5日高値を超えられず・・・

2019/04/16 08:31

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・トルコリラのマイナス材料相次ぐ。失業率が悪化し、財政赤字は拡大
・ドイツZEW景況感調査が予想外のマイナスになれば、ユーロが下落しそう
・米中通商協議や日米貿易交渉関連の報道にも注目


(欧米市場レビュー)

15日欧米時間の外国為替市場では、カナダドルが軟調に推移。対円では一時、83.68円へと下落しました。原油価格が反落したほか、BOC(カナダ銀行、中銀)の1-3月期の企業景況感調査が-0.6と、前回の+2.2から悪化し、カナダドルに対する下落圧力となりました。

トルコリラも下落。対円では一時、19.25円へと値を下げました。米国とトルコの関係悪化が引き続き重石となるなか、トルコの失業率が悪化し、財政赤字が拡大したことが嫌気されました。12-2月の失業率は14.7%と、前回の13.5%から上昇し、約10年ぶりの高水準を記録。3月の財政赤字は245億リラと、2月の168億リラから拡大しました。

(本日の相場見通し)

本日、ドイツの4月ZEW景況感調査が発表されます(日本時間18:00)。期待指数の市場予想は+0.8と、3月(-3.6)から改善し、13カ月ぶりにプラスに転じるとみられています。“ゼロ”が景況判断の分かれ目です。

市場では、ドイツ経済の先行き懸念が根強くあります。こうした状況のなか、ZEW景況感調査(期待指数)が市場予想に反して引き続きマイナスになれば、ドイツ経済の先行き懸念は一段と高まり、ユーロが下落する可能性があります。目先の下値メドとして、ユーロ/米ドル1.1252米ドルユーロ/円125.61円(いずれも4/12安値)が挙げられます。

本日はまた、RBA(豪準備銀行、中銀)議事録が公表されます(日本時間10:30)。RBAは2日の会合時の声明で、最終段落の文言を2018年2月以来初めて変更しました。そのため、RBAの金融政策の先行きを予想するうえで、議事録の重要度はこれまで以上に高いと考えられ、その内容に豪ドルが反応する可能性があります。*RBA議事録については、昨日15日のオセアニア・レポートをご覧ください。

ムニューシン米財務長官は15日、米中通商協議が大きく前進しているとの見方を示しました。米中両国が通商合意に近づいているとの観測が市場で一段と高まれば、リスク回避の動きが後退しそうです。また、米東部時間15日と16日には、日米の閣僚級による貿易交渉が行われます。米中通商協議や日米貿易交渉に関する報道にも目を向ける必要がありそうです。

米ドル/円はこの2日間、3月5日高値の112.09円に接近したものの、その水準を超えられませんでした。本日も超えられないようであれば、市場は112.09円水準を目先の上値メドとして意識される可能性もあります。NY終値で112.09円を上回れば、心理的節目の113.00円が次の上値メドになりそうです。

米ドル/円のテクニカル分析は、本日16日の注目のチャートをご覧ください。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。

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