EU首脳はブレグジットの延期で合意。期限は10月末!?

2019/04/11 08:45

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・マルタ首相は、「ブレグジットを10月末まで延期し、6月に見直しを行う」と発言
・EU首脳がブレグジットの延期で合意し、市場の関心は英国の対応へと移行か
・本日、数多くの米FRB当局者の講演。金融政策の先行きについて新たな材料が提供されれば、市場が反応しそう


(欧米市場レビュー)

10日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調に推移。一時、米ドル/円は110.84円へと下落し、豪ドル/米ドルは0.7176米ドル、NZドル/米ドルは0.6771米ドルへと上昇しました。米国の3月コアCPI(消費者物価指数)が前年比+2.0%と、市場予想の+2.1%を下回ったことで、米国の長期金利(10年債利回り)が低下し、米ドルの重石となりました。

ユーロ/米ドルは一時、1.1230米ドルへと下落。ドラギECB(欧州中央銀行)総裁が理事会後の会見で、「ユーロ圏経済の成長の勢いが鈍化する傾向は年内続くだろう」と述べ、「マイナス金利政策の副作用について分析する」と語ったためです。ただその後、米ドルが全般的に弱含んだことで、ユーロ/米ドルは反発。ドラギ総裁の会見後の下げ幅をほぼ消しました。

FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録については、本日11日のスポットコメントで解説していますので、ご覧ください。

(本日の相場見通し)

トゥスクEU(欧州連合)大統領は日本時間11日朝、「EU加盟27カ国の首脳は、ブレグジット(英国のEU離脱)の延期で合意した」と表明しました。ムスカット・マルタ首相によると、10月末まで延期し、6月に見直しを行うとのことです。

英国を除くEU加盟国の首脳がブレグジットの延期を認めたことで、市場の関心は英国(議会)の対応へと移るとみられます。英ポンドは、英議員らの発言によって状況が目まぐるしく変わる可能性があります。英国がEUの合意を受け入れるかは不透明ですが、4月12日の合意なき離脱が回避されたことで、英ポンドはいったん底堅い展開になりそうです。

本日は、FRB(米連邦準備理事会)当局者の講演が数多くあります。クラリダFRB副議長、ボウマンFRB理事、ウイリアムズNY連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁が講演をし、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁はツイッターで質疑応答を行う予定です。金融政策に関する発言があるとすれば、当面は様子見(政策金利を据え置く)の姿勢が改めて示されるとみられます。その場合、市場に大きな反応はみられないかもしれません。

米国の新規失業保険申請件数(日本時間21:30)が相場材料になる可能性もあります。前回の新規失業保険申請件数は20.2万件と、49年ぶりの低水準を記録しました。今回の市場予想は21.1万件と、前回から増加するとみられていますが、仮に前回の20.2万件よりも少ない結果になればサプライズとなり、米ドルが上昇する可能性があります。米ドル/円の上値メドは200日移動平均線(10日時点で111.48円に位置)、下値メドは心理的節目の110.00円が挙げられます。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。

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