RBA副総裁が政策金利の当面据え置きを示唆!?

2019/04/10 16:04

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪中銀)副総裁が、「雇用の強さと生産統計の弱さの開きに困惑している」と発言
・一方で、その開きが解消されるまで時間がかかることを示すことで、政策金利を当面据え置くことを示唆か


[レビュー]

10日東京時間の外国為替市場では、デベルRBA(豪準備銀行、中銀)副総裁の講演(後述)を受けて、豪ドルが強含み。一時、豪ドル/米ドルは0.7147米ドル、豪ドル/円は79.41円へと上昇しました。

NZドは、小動き。昨日(9日)のNY終値近辺での“もみ合い”となりました。

[これからの展開]

デベルRBA副総裁は10日、アデレードで講演。豪州について、「雇用の強さと生産統計の弱さの開きに困惑している」としたうえで、「こうした開きが今後数カ月にどう解消されるかが、将来の政策金利の方向性にとって重要だ」と語りました。

デベル副総裁は、「豪労働市場は驚くほど堅調であり、雇用の先行指標は引き続き力強い」と指摘。一方で、「2018年下半期の消費の伸びは、予想していたよりもかなり鈍化した」との見方を示すとともに、「住宅市場の動向を注視する」と語りました。

RBAは“次の政策変更は、利上げと利下げのいずれもあり得る(中立)”との姿勢です。ただ、4月2日の会合時の声明で、「理事会は、経済の持続的な成長を支え、長期的にインフレ目標を達成するため、動向を監視し、金融政策を設定していく」との文言を最終段落に追加。市場はそれを“政策スタンスが中立から緩和方向へとシフトするシグナル”と解釈しました。

デベル副総裁の10日の講演では、「こうした(雇用の強さと生産統計の弱さの)開きが今後数カ月にどう解消されるかが、将来の政策金利の方向性にとって重要だ」という言葉がポイントと考えられます。“開き”が解消されるまで“数カ月”と時間がかかることを示すことで、しばらくは状況を見極める方針を示し、政策金利を当面据え置くことを示唆しているとの解釈ができます。

RBAの次回政策会合は5月7日。市場では、政策スタンスの“緩和方向”へのシフトが明確に示唆されるとの観測があります(一部で利下げ観測もあり)。ただ、デベル副総裁の講演を見る限り、RBAが5月会合で政策スタンスをシフトする可能性は低いとみられます。

RBA議事録(4/2開催分)が4月16日に公表されます。議事録でRBAの金融政策の先行きについて新たな材料が提供される可能性もあり、要注目です。

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【マーケットView】

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