EU臨時首脳会議、ECB理事会、FOMC議事録に注目

2019/04/10 08:27

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・EU臨時首脳会議では、ブレグジットの延期の是非を協議。決定次第で英ポンドは全く異なる展開になる可能性あり
・ECB(欧州中銀)理事会については、ドラギ総裁の会見に注目。ハト派的な内容になれば、ユーロが下落しそう
・米FOMC議事録では、米景気認識、政策金利の先行きに関する見解が焦点か


(欧米市場レビュー)

9日欧米時間の外国為替市場では、が堅調に推移。一時、米ドル/円は111.00円、ユーロ/円は125.15円、豪ドル/円は79.16円、NZドル/円は74.88円へと下落しました。トランプ米大統領が「EU(欧州連合)からの輸入品に対して110億米ドル相当の関税を課す」との方針を示したことで、リスク回避の動きが強まり、円高材料となりました。IMF(国際通貨基金)が2019年の世界経済の成長率見通しを1月時点の+3.5%から+3.3%へ下方修正したことも、円を支援しました。

(本日の相場見通し)

トランプ米大統領がEU製品に関税を課す方針を示したことに対し、EUは報復関税を課す構えです。米国とEUの貿易摩擦が激化するとの懸念が浮上する可能性もあり、その場合には円高圧力が加わりやすいとみられます。

本日は、EU臨時首脳会議ECB(欧州中央銀行)理事会が開催され、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表されます。

EU臨時首脳会議では、ブレグジット(英国のEU離脱)が4月12日に迫るなか、その対応を協議します。メイ英首相は離脱日を6月30日まで延期することを求めましたが、トゥスクEU大統領は英国を除くEU加盟国に対して最長1年間の延期を提案しています。

EU臨時首脳会議については、本日10日のスポットコメント『ブレグジット、6月か、1年か、それとも・・』もご覧ください。

英ポンドは、EU臨時首脳会議の決定次第で全く異なる展開になる可能性があります。期間の長さにかかわらず、ブレグジットの延期が認められれば、4月12日の合意なき離脱が回避されることから、英ポンドはいったん上昇しそうです。一方、ブレグジットの延期が認められなかった場合には、英ポンドは急落するかもしれません。

英ポンド/円のテクニカル分析は、本日の注目チャートをご覧ください。

ECBは前回3月7日の理事会で、政策金利を据え置く期間について、それまでの「少なくとも“2019年夏の終わりまで”」から「少なくとも“2019年を通して”」に修正。また、市中銀行へのTLTRO(貸出条件付き長期資金供給オペ)を再開すると発表しました。それから約1カ月しか経っていないため、それらの政策方針が今回変更される可能性は低いと考えられます。ただ、ドラギECB総裁がユーロ圏経済の下振れリスクを強調するなど、会見がハト派色の濃い内容になれば、ユーロが下落する可能性があります。

FOMC議事録では、メンバーによる“米景気認識”や“政策金利の先行きに関する見解”が焦点になるとみられます。景気に対して悲観的な見方を示す、あるいは利下げも選択肢に浮上していることが判明した場合、米ドルが下落しそうです。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【トラリピ1クリック】
トラリピを1クリックでカンタン発注!


= = = = = = = = = = = = = = = = =

【キャンペーンのご案内】