NZドル/米ドル:5日、一時2カ月半ぶりの安値

2019/04/08 13:20

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・NZドル/米ドルの足もとの下落は、RBNZ(NZ中銀)の利下げ観測が背景
・市場はRBNZが5月にも利下げを行うとの見方もあり
・テクニカル面からみれば、NZドル/米ドルはいったん下げ止まるかも!?
・利下げ観測を考慮すると、いずれ0.67米ドルより下の水準で推移し始める可能性あり


[レビュー]

8日東京時間の外国為替市場では、が強含み。一時、米ドル/円は111.37円、ユーロ/円は125.00円、豪ドル/円は78.97円、NZドル/円は74.94円へと下落しました。日経平均が軟調に推移し、円高材料となりました。

[これからの展開]

NZドル/米ドルは5日、一時0.6717米ドルへと下落し、2カ月半ぶりの安値を記録しました。

足もとのNZドル/米ドル下落の背景には、RBNZ(NZ準備銀行、中銀)の利下げ観測が挙げられます。RBNZは3月27日の会合時の声明で、次の政策変更について、それまでの「上向きか下向きの可能性がある」を変更し、「下向きの可能性が高い」と表明。利下げを示唆しました。

NZIER(NZ経済研究所。民間のシンクタンク)調査の1-3月期のNZの企業信頼感が、2018年10-12月期から悪化。企業信頼感の悪化は景気の減速を示唆するため、利下げ観測は一段と高まりました。1-3月期の企業信頼感はマイナス29%、2018年10-12月期はマイナス17%でした。

RBNZの次回政策会合は5月8日。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、4月5日時点で5月の会合での利下げの確率が46.0%織り込まれています(据え置きは54.0%)。RBNZの利下げ観測を背景に、NZドル/米ドルは引き続き上値が重い展開になりそうです。

日足チャートをみると、NZドル/米ドル200日移動平均線(4/5時点で0.6732米ドルに位置)や、2018年11月上旬以降、サポートラインとして機能してきた0.67米ドル(下のチャートの緑色ライン)へと接近しています。テクニカル面からみれば、いったん下げ止まる可能性もあります。ただ、RBNZの利下げ観測を考慮すると、NZドル/米ドルはいずれ、0.67米ドルより下の水準で推移し始めるかもしれません。

NZドル/米ドル(日足、2018/10/29~)

(出所:M2JFXチャート)

一方、NZドル/円は比較的底堅い展開ですが、米ドル/円の上昇に支えられている面が大きいと考えられます。そのため、米ドル/円の上昇が一服すれば、NZドル/円は下値を試す展開になる可能性があります。

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【マーケットView】

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