米ドル/円が200日移動平均線を上回る

2019/04/05 08:57

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米中通商協議に関する報道に注目
・英国の与野党協議の行方や離脱延期申請に対するEU側の対応、それらに英ポンドは左右される展開か

 
(欧米市場レビュー)

4日欧米時間の外国為替市場では、英ポンドが下落。英ポンド/円は一時、145.69円へと値を下げました。英下院が3日、EUに対して離脱延期を申請する法案を可決、ただ、申請された場合にEUが離脱の延期を認めるかは不透明な情勢です。

米ドルは強含み。一時、米ドル/円は111.59円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.1208米ドル、NZドル/米ドルは0.6748米ドルへと下落しました。米国の新規失業保険申請件数が20.2万件と、市場予想(21.6万件)に反して前週の21.1万件から減少。49年ぶりの低水準を記録し、米ドルの支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

トランプ米大統領は4日、劉鶴・中国副首相と会談。通商協議で中国と合意できた場合には、米中首脳会談を開催するとしたうえで、「4週間以内に合意に達する可能性がある」と語りました。本日も引き続き、米中通商協議に関する報道に目を向ける必要がありそうです。通商合意に近づいているとの印象を持たせる報道が出てくれば、リスク回避の動きがさらに後退するとみられます。その場合、円安圧力が加わる可能性があります。

本日は、米国の3月雇用統計が発表されます(日本時間21:30)。市場予想は、失業率が3.8%、非農業部門雇用者数が前月比18.0万人増です。それらが市場予想よりも良好な結果になれば、米ドルは上値を試す展開になる可能性があります。

米ドル/円は、4日のNY終値で200日移動平均線(4日時点で111.47円)を上回りました。このまま200日移動平均線より上の水準に定着すれば、テクニカル面からサポートされやすいと考えられます。米雇用統計が良好な結果になった場合、米ドル/円は112.09円(3/5高値)に向けて上昇する可能性もあります。

米ドル/円(日足、2018/11/16~)

(出所:M2JFXチャート)

メイ英首相は3日、ブレグジットをめぐり議会が混乱するなか、事態の打開に向けて労働党(最大野党)のコービン党首との協議を開始。4日には、メイ政権の当局者と労働党の担当者が協議を行いましたが、進展はなかったようです。協議は本日も行われます。

英下院は3日、EUに対して離脱延期を求める法案を僅差(313対312)で可決。上院が可決すれば、メイ首相は離脱延期を申請する必要があります。ただ、いつまで延期するのか、EUが離脱延期を承認するかは不透明です。

英ポンドは、英国の与野党協議の行方や、離脱延期に関するEU側の対応、それらに左右される展開になりそうです。今のままでは、英国はEUと合意することなく4月12日にEUを離脱することになります。離脱期限が迫るなか、与野党協議で合意に近づく、あるいはEUが離脱延期に応じる姿勢を示した場合、英ポンドは上昇する可能性があります。

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【マーケットView】

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