米副大統領がトルコのS-400導入計画を批判

2019/04/04 08:53

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・英下院がEUに対して離脱延期を求める法案を可決
・EU側が英国の離脱延期の申請を承認するかは不透明
・ただ、法案の可決によって4月12日の “合意なき離脱”は回避される可能性が高まる。英ポンドにとってプラス材料と考えられる
・市場では、米中通商協議の合意への期待が高まる。クロス円は堅調に推移か
・トルコと米国の関係が悪化

 
(欧米市場レビュー)

3日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調に推移。米ドル/円は111.50円近辺で推移する一方、ユーロ/米ドルや豪ドル/米ドル、クロス円は上昇しました。英FT(フィナンシャル・タイムズ)紙が「通商協議で米国と中国が合意に近づいている」と報じたことや、クドローNEC(米国家経済会議)委員長の発言(後述)を受けて、米中通商協議での合意への期待が高まり、円や米ドルの重石となりました。

(本日の相場見通し)

英下院(議会)は3日夜(日本時間4日朝)、EUに対して離脱延期を求める法案を可決。賛成313、反対312の僅差でした。法案は上院に送付され、上院が可決すれば、メイ首相は離脱延期の申請を行う必要があります。

EU側が英国の離脱延期の申請を承認するかは不透明ですが、4月12日の “合意なきEU離脱”が回避される可能性が高まったことは、英ポンドにとってプラス材料です。EU側の対応次第ではあるものの、英ポンドは本日、底堅く推移する可能性があります。

米中両国は3日、ワシントンで閣僚級による通商協議を再開しました。クドローNEC(米国家経済会議)委員長は通商協議について、かなり進展しているとしたうえで、「今週中に合意に近づくことを期待している」と語りました。米中通商協議の合意への期待は本日も残存するとみられ、クロス円は堅調に推移する可能性があります。

トルコのS-400(ロシア製の地対空ミサイルシステム)導入計画をめぐり、米国とトルコの関係が悪化しています。

米国防総省は1日、F35戦闘機に関連する機器のトルコへの出荷を停止しました。トルコがS-400を導入する計画を撤回しないためです。トルコは10月にもS-400の配備を開始する方針。トルコがS-400を導入した場合、F35などの機密情報がロシアに流出することを米国は懸念しています。

ペンス米副大統領は3日、トルコのS-400導入計画に対し、「無謀な決断によって同盟国を危険にさらしたいのか」と批判。「トルコはNATO(北大西洋条約機構)の重要なパートナーであり続けるのか、それとも協力関係を危険にさらしたいのかを選択しなければならない」と警告し、トルコのNATO残留の是非にまで言及しました。

2018年夏、米国人牧師の拘束をめぐって米国とトルコの関係が悪化。それが2018年8月に加速したトルコリラ安の一因でした。今後、両国の関係が一段と悪化した場合、トルコリラはその時と同じような展開になる可能性もあるため、注意が必要です。

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