豪小売売上高は堅調。RBAの利下げの可能性が低下!?

2019/04/03 15:47

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・豪州の2月小売売上高は、1年3カ月ぶりの強い伸び
・小売売上高の結果は、豪GDP成長率の加速を示唆し、RBA(豪中銀)の利下げの可能性低下を示す
・16日のRBA議事録、18日の豪雇用統計に注目。それらの内容次第では、利下げ観測が大きく変動する可能性あり


[レビュー]

3日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが反発。一時、豪ドル/米ドルは0.7113米ドル、豪ドル/円は79.32円へと上昇しました。豪州の2月小売売上高の堅調な結果や、米中通商協議の進展期待が、豪ドルの支援材料となりました。小売売上高は前月比+0.8%と、市場予想(+0.2%)を上ブレ。英FT(フィナンシャル・タイムズ)紙は、通商協議で米国と中国が最終合意に近づいていると報じました。

NZドルも上昇。一時、NZドル/米ドルは0.6782米ドル、NZドル/円は75.64円へと値上がりしました。英FT紙の報道が、NZドルを押し上げました。

[これからの展開]

豪州の2月小売売上高は前月比+0.8%と、2017年11月以来、1年3カ月ぶりの強い伸びを記録しました。

個人消費は、豪GDPの約6割を占めます。2018年10-12月期のGDP成長率は前期比+0.2%、前年比+2.3%と、前年比では2017年4-6月期以来の低い伸びを記録しましたが、今回の小売売上高の堅調な結果は、GDP成長率が2019年1-3月期に加速する可能性を示します。

RBA(豪準備銀行、中銀)の利下げの可能性は低下したと考えられます。個人消費の動向がRBAにとって懸念材料となっており、4月2日の声明で最終段落の文言が変更された一因に、個人消費の低迷があると考えられるためです。RBAは最終段落で、「理事会は、経済の持続的成長を支え、長期的にインフレ目標を達成するため、動向を監視し、金融政策を設定していく」との文言を追加しました。

市場は、文言の追加をRBAの政策スタンスが“緩和方向”へシフトするシグナルと見なし、RBAの利下げ観測が高まりました。ただ、利下げ観測は、小売売上高の結果によって後退したとみられます。今後、市場の利下げ観測を大きく変動し得る材料として、16日のRBA議事録(2日開催分)18日の豪雇用統計が挙げられます。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

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※音声にご注意ください。

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