RBNZが政策スタンスをシフトし、NZドルが急落

2019/03/27 16:50

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBNZ(NZ中銀)は“次の政策変更は、利下げの可能性が高い”と表明し、利下げを示唆
・主要先進国中銀のなかで、RBNZのハト派色の強さは際立つ
・NZドルには下落圧力が加わりやすいとみられる


[レビュー]

27日東京時間の外国為替市場では、NZドルが急落。一時、NZドル/米ドルは0.6797米ドル、NZドル/円は75.08円へと下落しました。RBNZが金融政策スタンスをシフトしたことで、NZドル安が加速しました(後述)。

NZドルに引きずられて豪ドルも下落。一時、豪ドル/米ドルは0.7100米ドル、豪ドル/円は78.45円へと値を下げました。

[これからの展開]

RBNZ(NZ準備銀行、中銀)は本日、政策金利を過去最低の1.75%に据え置きました。据え置きは16会合連続です。

RBNZは、金融政策スタンスを“中立(利上げと利下げの両にらみ)”から“緩和方向”へとシフトしました。

声明は、「政策金利の次の方向性は下向きの可能性が高い」と表明。利下げを示唆しました。2月13日の前回会合時は「政策金利の次の方向性は、上向きか下向きの可能性がある」でした。また、「政策金利を2019年から2020年にかけて現在の水準に維持すると予想する」との文言も今回削除されました。

RBNZは金融政策スタンスを変更した理由を「世界経済の見通しの弱まりや国内支出の失速」と説明しましたが、NZドルが高止まりしていることも一因と考えられます。声明は、「世界経済の見通しは、特に豪・欧州・中国など主要貿易相手国で引き続き弱まっている」としたうえで、「この見通しの弱さによって、各中銀は自身の予想される金融政策スタンスを緩和しており、NZドルに上昇圧力が加わっている」と指摘しました。前回会合時の声明では、NZドルについての言及はありませんでした。

***

市場は今回、RBNZは“中立”の金融政策スタンスを維持すると予想していました。そのため、政策スタンスを“緩和方向”へシフトしたことはサプライズとなり、NZドルが急落しました。

このところ、主要先進国中銀は相次いで金融政策スタンスをハト派方向にシフトしています。ただ、その中でも、次の政策変更について“利下げのみ”に言及したRBNZのハト派色の強さは際立っています。RBA(豪中銀)も金融政策スタンスをシフトしましたが、それでも「利上げと利下げの可能性は均衡」です(以前は「利上げの可能性が高い」でした)。

市場では今後、RBNZと他の中銀との政策の方向性の違いが意識されて、NZドルには下落圧力が加わる可能性があります。その場合の下値メドとして、NZドル/米ドル0.6565米ドル(1/3安値)、NZドル/円73.79円(2/8安値)が挙げられます。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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