米長期金利が1年3カ月ぶりの低水準。米経済指標や長期金利に注目

2019/03/26 08:42

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・22日に急落したトルコリラは25日に反発。大統領発言や中銀声明が上昇材料
・市場の関心は各国の経済情勢へ。本日は米国の住宅関連指標や消費者信頼感指数発表
・米長期金利(10年債利回り)の動向にも注目。一段と低下した場合、米ドル安材料になる可能性も


(欧米市場レビュー)

25日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調に推移。一時、豪ドル/米ドルは0.7113米ドル、NZドル/米ドルは0.6914米ドルへと上昇しました。米国の長期金利(10年債利回り)が一時2017年12月以来の低水準を記録。米長期金利の低下が米ドルの重石となりました。

トルコリラは堅調。対米ドルで反発し、対円は一時19.70円へと上昇しました。エルドアン・トルコ大統領の発言やTCMB(トルコ中央銀行)の声明が、トルコリラの上昇材料となりました。エルドアン大統領は24日、「トルコリラ安を見込む取引をする人々は、重い代償を支払うことになる」と述べ、「そのために財務省が具体的な措置を講じつつある」と発言。TCMB(トルコ中央銀行)は25日、「金融市場の相場変動や不健全な価格形成を注意深く監視し、物価の安定を維持するため、必要に応じて金融政策および流動性管理のあらゆる手段を用いる」と表明しました。

トルコリラ/円のテクニカル分析は、本日26日の注目のチャートをご覧ください。

(本日の相場見通し)

足もとの市場の関心は、各国の経済情勢へと向いています。

22日発表のドイツと米国の製造業PMI(購買担当者景気指数)は、両国の景気減速を示唆する結果でした。ドイツの3月製造業PMI速報値は44.7と、2012年8月以来の低水準を記録。米国の3月製造業PMI速報値は52.5と、2017年6月以来の低水準でした。

昨日(25日)発表のドイツの3月IFO景況感指数は99.6と、市場予想(98.5)に反して、2月の98.5から改善。IFO景況感指数が上昇したのは7カ月ぶりです。IFO景況感指数の結果を受けて、ドイツ景気の先行き懸念はいったん後退しましたが、景気をめぐる懸念を払しょくするには、経済指標の堅調な結果が続く必要がありそうです。

本日は、米国の2月住宅着工件数や建設許可件数3月消費者信頼感指数が発表されます。それらが市場予想を下回る結果になれば、市場では米景気の先行き懸念が強まるとみられます。米ドルの下押し材料となるとともに、リスク回避の動きによって円高が進行する可能性もあります。市場予想は、住宅着工件数が121.3万件、建設許可件数が130.0万件、消費者信頼感指数が132.0です。

米国の長期金利(10年債利回り)の動向にも目を向ける必要があります。米長期金利が一段と低下した場合、米ドルに対して下落圧力が加わりそうです。米債券市場では22日、米長期金利(10年債利回り)が3カ月物金利を下回り、2007年8月以来、約11年半ぶりに“逆イールド”が発生。逆イールドは25日も解消されませんでした。逆イールドはリセッション(景気後退)の前兆とされます。

逆イールドについては、本日26日のスポットコメント『イールドカーブ逆転の持つ意味』で解説しています。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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