本日14日、英議会が離脱日延期案を採決
2019/03/14 08:48
デイリーフラッシュ
【ポイント】・英議会は“合意なき離脱に反対する案”を可決
・次は14日に“離脱日延期の賛否を問う採決”を実施
・市場は、議会が離脱日の延期に賛成すると予想。その期待に支えられて、英ポンドは底堅く推移か
・中国の経済指標に豪ドルやNZドルが反応する可能性あり
(欧米市場レビュー)
13日欧米時間の外国為替市場では、英ポンドが堅調に推移。英ポンド/円は一時、148.66円へと上昇し、約4カ月ぶりの高値を記録しました。英下院が“合意なき離脱に反対する案”を賛成多数で可決し、英ポンド高材料となりました。
米ドルは弱含み。一時、米ドル/円は111.03円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.1334米ドル、豪ドル/米ドルは0.7096米ドルへと上昇しました。米国の2月卸売物価指数が前月比+0.1%と、市場予想の+0.2%を下回り、米ドルの重石となりました。
(本日の相場見通し)
英下院は13日、合意なき離脱に反対することを決めました。これにより、次は “離脱日延期の賛否を問う採決”が14日に実施されます。
市場は離脱日を延期する案が可決されると予想しています。可決への期待感から英ポンドは底堅く推移しそうです。
*本日14日のスポットコメント『英議会は「合意なき離脱」を否定。英ポンドの乱高下は続く!?』もご覧ください。
本日は、中国の2月小売売上高や鉱工業生産が発表されます(日本時間11:00)。市場予想は、小売売上高が前年比+8.2%、鉱工業生産が同+5.6%です。中国景気の先行きが懸念されるなか、それらが市場予想を下回れば、景気への懸念は一段と強まりそうです。その場合、豪州やNZは中国を最大の輸出先とすることから、豪ドルやNZドルに対して下落圧力が加わる可能性もあります。
主要国株価や米国の長期金利(10年債利回り)が大きく変動した場合、それらも材料になる可能性があります。
米ドル/円は今週に入り、200日移動平均線に上値を抑えられている状況です。200日移動平均線(13日時点で111.40円水準に位置)を超えられるか、それが目先のポイントになりそうです。

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