カナダの労働市場は堅調。ただし、BOCの政策スタンスは変わらず!?

2019/03/11 12:05

デイリーフラッシュ

 【ポイント】
・カナダの雇用統計は労働市場の堅調さとともに、雇用の中心がパートタイムからフルタイムへシフトしていることを示唆
・一方で、BOC(カナダ中銀)はカナダ景気の先行きを懸念。追加利上げは景気の持ち直しが確認される必要がありそう

[レビュー]

11日東京時間午前の外国為替市場では、が強含み。一時、米ドル/円は110.90円、ユーロ/円は124.50円、豪ドル/円は77.93円、NZドル/円は75.32円へと下落しました。NYダウ先物が軟調に推移し、円の支援材料となりました。

[これからの展開]

カナダの2月雇用統計が先週金曜日(8日)に発表され、結果は失業率が5.8%、雇用者数が前月比5.59万人増でした。

失業率は市場予想(5.8%)通りでしたが、雇用者数は市場予想(ゼロ=増減なし)に反して大幅に増加。雇用増は6カ月連続です。

雇用者数の内訳をみると、パートタイム雇用者が前月比1.16万人減少した一方、フルタイム雇用者が6.74万人増でした。

また、月ごとにブレがある雇用者数の傾向を把握するために6カ月平均をみると、2018年半ばを底に上昇傾向です。また、パートタイム雇用者数の6カ月平均は足もと横ばいですが、フルタイム雇用者数2018年終盤から上昇傾向にあります。

今回の雇用統計によって、カナダの労働市場が堅調に推移しており、かつ雇用の中心が引き続きフルタイムへとシフトしていることが示唆されました。

一方で、雇用統計の結果を受けて、BOC(カナダ銀行、中銀)が金融政策スタンスを変えることはなさそうです。

BOCは3月6日の会合で、政策金利を1.75%に据え置くことを決定。声明では、2018年第4四半期(10-12月期)の減速は予想以上に著しく、より広範囲に広がったとしたうえで、「2019年上半期の経済は1月時点の予想よりも弱くなる」と分析。カナダ景気の先行きに懸念を示しました。カナダの10-12月期GDPは前期比年率+0.4%と、7-9月期の+2.0%から鈍化。マイナス成長を記録した2016年4-6月期以降、最も低い伸びでした。

堅調な労働市場は明るい材料ですが、BOCが追加利上げに踏み切るためには、主力輸出品である原油の価格上昇のほか、雇用以外の経済指標も堅調な結果が続くなど、カナダ景気の持ち直しが確認される必要がありそうです。


(出所:リフィニティブより作成)

 
(出所:リフィニティブより作成)

 
(出所:リフィニティブより作成)

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