トルコリラはGDPに反応する可能性あり。米国とトルコの関係にも要注意

2019/03/11 08:40

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米小売売上高が軟調な結果になれば、米ドルは上値が重い展開も!?
・トルコは10-12月期にマイナス成長か。市場は米国とトルコの関係悪化を懸念
・英ポンドはブレグジット関連の報道に注意。12日に議会採決の予定。

(欧米市場レビュー)

8日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は110.65円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.1241米ドル、豪ドル/米ドルは0.7047米ドル、NZドル/米ドルは0.6806米ドルへと上昇しました。米国の2月雇用統計で、失業率は良好な結果だったものの、市場は低調な非農業部門雇用者数をより材料視し、米ドルの重石となりました。失業率は3.8%、非農業部門雇用者数が2.0万人増、市場予想はそれぞれ3.9%、18.0万人増でした。

雇用統計については、本日11日のスポットコメントで解説していますのでご覧ください。

英ポンド
も軟調。英ポンド/円は一時、144.30円へと値を下げました。英国とEU(欧州連合)が今週行った離脱協議で合意が得られなかったことや、メイ英首相が「議会が政府の離脱協定案を否決した場合、何が起こるか誰にもわからない」と語ったことで、英ポンドに対して下落圧力が加わりました。

(本日の相場見通し)

本日は、米国の1月小売売上高が発表されます(日本時間21:30)。2018年12月の小売売上高はシャットダウン(米政府機関の一部閉鎖)の影響もあって前月比マイナス1.2%と、市場予想(+0.1%)に反して減少。減少率は2009年9月以来、9年3カ月ぶりの大きさでした。

今回の市場予想はマイナス0.1%と、2カ月連続で減少するとみられています。米国の景気減速が懸念されるなか、小売売上高が市場予想を下回り、消費の低迷が改めて裏付けられれば、米ドルは上値が重い展開になる可能性があります。

トルコの2018年10-12月期GDPが発表されます(日本時間16:00)。トルコ経済は悪化しており、7-9月期の成長率は前年比+1.6%と、4-6月期の+5.2%から減速。10-12月期は、TCMBのこれまでの利上げや高インフレなどの影響もあり、マイナス成長を記録したとみられます。市場予想は前年比マイナス2.7%です。GDPが市場予想を下回れば、トルコ景気の先行き懸念が一段と高まり、トルコリラの下押し材料となる可能性があります。

トルコリラについてはまた、米国とトルコの関係にも注意が必要です。エルドアン・トルコ大統領が6日、「S-400(ロシア製の地対空ミサイルシステム)を購入する方針は絶対に撤回しない」と発言。米国はトルコに対してS-400を購入しないように求めており、米国防総省は8日、「トルコがS-400を購入すれば、米国とトルコの軍事関係に深刻な影響をもたらす」とし、「F35やパトリオットの売却が困難になる」と警告しました。両国の関係が悪化した場合、トルコリラには下落圧力が加わりそうです。

トルコリラ/円のテクニカル分析は、本日の注目のチャートをご覧ください。

英ポンドは、ブレグジット(英国のEU離脱)関連の報道に要注意です。英下院は12日に政府の離脱協定案を採決する予定。これが否決された場合、13日に“合意なき離脱の賛否を問う採決”を行い、それも否決されれば14日に“離脱日延期の賛否を問う採決”を行う予定です。3月29日の離脱日が迫るなか、英ポンドは政局の動向に反応しやすいとみられます。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【トラリピ1クリック】
トラリピを1クリックでカンタン発注!

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【キャンペーンのご案内】

FX新規口座開設キャンペーン

M2JFX口座をお持ちのお客様はこちら

= = = = = = = = = = = = = = = = =

お友達紹介プログラム