ECBの決定を受けてユーロが急落

2019/03/08 08:57

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・ECB(欧州中銀)は利上げ開始時期の後ズレを示唆し、TLTROの再開を発表
・ユーロには下押し圧力が加わりやすい地合いか
・米雇用統計の結果とパウエルFRB議長の講演に米ドルが反応する可能性あり


(欧米市場レビュー)

8日欧米時間の外国為替市場では、ユーロが下落。一時、ユーロ/米ドルは1.1177米ドル、ユーロ/円は124.68円へと値を下げました。ECB(欧州中央銀行)の決定がユーロ安材料になりました(後述)。

トルコリラも軟調。トルコリラ/円は一時、20.33円へと下落しました。エルドアン・トルコ大統領は6日、「ロシアからS-400(地対空ミサイル)を購入する方針は絶対に撤回しない」と発言。米国はトルコにS-400を購入しないように求めているため、米国とトルコの関係が悪化するとの懸念が高まり、トルコリラの重石となりました。

南アフリカランドも弱含み。南アフリカランド/円は一時、7.67円へと値を下げました。ラマポーザ大統領がSARB(南アフリカ中銀)の国有化を推進すると発表。これを受けて、市場では国有化されればSARBの独立性が脅かされるとの懸念が浮上し、南アフリカランドに対する下落圧力となりました。

(本日の相場見通し)

ECBは7日、政策金利を据え置く期間について、これまでの「少なくとも“2019年夏の終わりまで”」から「少なくとも“2019年を通して”」に修正。また、市中銀行へのTLTRO(貸出条件付き長期資金供給オペ)を再開すると発表しました。*本日8日のスポットコメントで詳しく解説していますのでご覧ください。

FRB(米連邦準備理事会)が利上げ休止を示唆し、BOC(カナダ中銀)は利上げ姿勢を後退。RBA(豪中銀)は金融政策スタンスを「引き締めバイアス」から「中立」へとシフトしました。

主要国中銀がハト派色を強めるなか、ECBは利上げ開始時期の後ズレを示唆しました。ECBはTLTROを再開する方針も示したため、ECBのハト派色は他の中銀よりも強いと判断できます。米雇用統計の結果にもよりますが、ユーロ/米ドルは今後、1.1118米ドル(2017/6安値)割れを試す展開になるかもしれません。

本日は、米国の2月雇用統計が発表されます(日本時間22:30)。市場予想は、非農業部門雇用者数が前月比18.0万人増、失業率が3.9%です。市場予想と異なる結果になれば、米ドルが反応する可能性があります。パウエルFRB議長の講演(9日12:00)にも注目です。

米ドル/円200日移動平均線(7日時点で111.37円水準に位置)をNY終値で下回れば、次は110.27円(2/15安値)が次の下値メドになりそうです。一方、上値メドとしては、112.09円(3/5高値)が挙げられます。

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【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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