BOCは追加利上げの必要性に言及した文言を削除

2019/03/07 14:55

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・BOC(カナダ中銀)は、利上げバイアスを弱める
・声明は「将来の“利上げ”時期についての不確実性が高まった」とする一方、利下げについては言及せず


[レビュー]

7日東京時間の外国為替市場は、落ち着いた展開。米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(6日)のNY終値近辺で推移しました。豪州の1月小売売上高が前月比+0.1%と、市場予想の+0.3%を下回ったことで豪ドルが下落したものの、下落は一時的でした。

[これからの展開]

BOC(カナダ銀行、中銀)は6日、政策金利を1.75%に据え置くことを決定。据え置きは、3会合連続です。

声明はカナダ経済について、2018年終わりや2019年初めに一時的に成長が減速すると予想していたとしつつ、2018年第4四半期の減速は予想以上に著しく、より広範囲に広がったと指摘。「2019年上半期の経済は1月時点の予想よりも弱くなる」との見方を示しました。

今後の金融政策については、これまでの「インフレ目標を達成するため、政策金利を時間をかけて中立レンジまで引き上げる必要がある」との文言を削除し、「見通しは引き続き中立レンジを下回る政策金利を正当化する」へと変更。また、「将来の利上げ時期についての不確実性が高まった」と指摘し、家計支出や原油市場、世界貿易の動向を注視していくとしました。

***

ポロズBOC総裁は2月21日の講演で、「政策金利をいつかは中立水準に引き上げる必要がある」と語っていました。BOCは “中立金利(景気を刺激も冷やしもしない水準)”を2.50-3.50%と想定しています。

BOCの見方はその後の約2週間で変化しました。カナダの2018年第4四半期(10-12月期)のGDPが弱い結果だったことで、BOCは景気への懸念を強めたと考えられます。3月1日に発表された10-12月期GDPは前期比年率+0.4%と、7-9月期の+2.0%から鈍化。マイナス成長を記録した2016年4-6月期以降、最も低い伸びでした。

BOCは今回、追加利上げの必要性を述べた文言を削除しましたが、現時点で利下げは選択肢にはなく次の政策変更は依然として利上げとみているようです。声明は「将来の“利上げ”時期についての不確実性が高まった」と利上げに言及する一方、利下げへの言及はありませんでした。

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【マーケットView】

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