BOCの利上げ観測が後退し、RBAの利下げ観測が高まる

2019/03/07 08:36

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・BOC(カナダ中銀)は「政策金利を時間をかけて中立レンジまで引き上げる必要がある」との文言を削除
・BOC副総裁が本日7日に講演。利上げ観測がさらに後退すれば、カナダドルは一段安も!?
・豪小売売上高の結果が弱ければ、豪ドルには下落圧力が加わりそう


(欧米市場レビュー)

6日欧米時間の外国為替市場では、カナダドルが下落。対米ドルで約2カ月ぶり、対円で約3週間ぶりの安値を記録しました。BOC(カナダ銀行、中銀)は政策金利を市場予想通り1.75%に据え置きました。ただ、声明がハト派的な内容になったことで、カナダドルに対して下落圧力が加わりました。

声明では、これまでの「インフレ目標を達成するため、政策金利を時間をかけて中立レンジまで引き上げる必要がある」との文言を削除し、「見通しは引き続き中立レンジを下回る政策金利を正当化する」へと変更。また、「将来の利上げ時期についての不確実性が高まった」と指摘しました。

豪ドルも軟調に推移。一時、豪ドル/米ドルは0.7022米ドルへと下落し、約2カ月ぶりの安値を記録。豪ドル/円も一時78.42円へと値を下げました。豪州の2018年10-12月期のGDPが前期比+0.2%、前年比+2.3%と、それぞれ市場予想の+0.3%、+2.5%を下回ったことが重石となりました。

ベージュブック(米地区連銀経済報告)が公表されましたが、その内容に対する市場の反応は限定的でした。*ベージュブックについては、本日7日のスポットコメントで解説していますのでご覧ください。

(本日の相場見通し)

本日(7日)、ECB(欧州中央銀行)理事会が開催されます。理事会では金融政策の現状維持を決定すると見られます。

ECBは一方で、「政策金利を少なくとも2019年夏の終わりまで据え置く」との“フォワードガイダンス(金融政策の方向性をあらかじめ示したもの)”を修正・削除する可能性があり、またTLTRO(貸出条件付き長期資金供給オペ)の再開を準備していることを示す可能性もあります。そのいずれか、あるいは両方が実現すれば、ユーロ安材料になりそうです。ECBは日本時間21:45に金融政策を発表し、22:30からドラギ総裁が会見を行います。

ユーロ/米ドルのテクニカル分析は、本日の注目のチャートをご覧ください。

本日はまた、豪州の1月小売売上高が発表されます(日本時間09:30)。6日の豪GDPの弱い結果を受けて、RBA(豪準備銀行、中銀)の利下げ観測が一段と高まるなか、小売売上高が市場予想の前月比+0.3%を下回れば、豪ドルへの下落圧力はさらに強まるとみられます。

BOCの6日の声明を受けて、市場の利上げ観測が後退しました。本日はパターソンBOC副総裁の講演が予定されており、その内容が利上げ観測を一段と後退させるものになれば、カナダドルは下値を試す可能性があります。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【マーケットView】

マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【トラリピ1クリック】
トラリピを1クリックでカンタン発注!

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【キャンペーンのご案内】

FX新規口座開設キャンペーン

M2JFX口座をお持ちのお客様はこちら

= = = = = = = = = = = = = = = = =

お友達紹介プログラム