米ドル/円が200日移動平均線を超えるには新たな材料が必要!?

2019/02/27 08:39

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・メイ英首相がEU離脱日延期を容認する姿勢を示す。英ポンドは上値を試す展開か
・米朝首脳会談の内容が投資家のリスク意識に影響する可能性もあり
・米ドル/円は、200日移動平均線に上値を抑えられている状況

(欧米市場レビュー)

26日欧米時間の外国為替市場では、英ポンドが堅調に推移。一時、対米ドルで約5カ月ぶり、対円で約3カ月半ぶりの高値を記録しました。メイ英首相が3月29日のEU(欧州連合)離脱日の延期を容認する姿勢(後述)を示したことが好感されました。

米ドルは軟調。一時、米ドル/円は110.44円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.1398米ドル、豪ドル/米ドルは0.7191米ドル、NZドル/米ドルは0.6897米ドルへと上昇しました。米国の長期金利(10年債利回り)が低下し、米ドルに対して下押し圧力が加わりました。

(本日の相場見通し)

メイ英首相は昨日(26日)、3月29日に英国が合意なくEUから離脱するのは、議会が同意した場合のみだと語りました。

3月12日までに政府の離脱案の採決を実施。それが否決された場合には遅くとも13日に合意なき離脱をするかの採決を行い、それも反対多数になれば、14日に離脱日の短期間延長の是非を問う採決を行う方針です。

メイ首相がこれまで否定してきた離脱日の延期を容認する姿勢を示したことで、市場が懸念する合意なき離脱の可能性は低下しました。そのことは、英ポンドにとってプラス材料と考えられます。英ポンド/円は、米ドル/円が底堅く推移すれば、149.46円(18/11/8高値)に向けて上昇する可能性があります。

米朝首脳会談が本日(27日)夜、ベトナム・ハノイで始まります(28日まで)。首脳会談では、北朝鮮の非核化に向けて具体的な進展がみられるかが、焦点になるとみられます。首脳会談の内容が投資家のリスク意識(リスクオン/オフ)に影響を及ぼす可能性もあります。

パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言が、昨日に続いて本日も行われます(昨日は上院で、本日は下院)。パウエル議長は昨日の議会証言で、「FRBは当面“忍耐強く”政策運営を行い、時間をかけて物事が明確になるのを見極めたい」と語り、政策金利を当面据え置くことを改めて示唆しました。本日の証言も昨日とほぼ同じ内容になるとみられますが、質疑応答でFRBの金融政策の先行きについて新たな材料が提供されれば、市場が反応する可能性があります。

米朝首脳会談やパウエル議長の議会証言でサプライズがなければ、主要国株価や米長期金利の動向が材料になりそうです。

米ドル/円は依然として200日移動平均線を超えられない状況です。市場では、200日移動平均線が上値メドとして意識され、同移動平均線に接近するにつれて利益確定売り圧力が強まりそうです。米国と中国の通商協議の合意期待を背景とした円売りは、一服した感もあります。米ドル/円が200日移動平均線を超えるには、米ドル買い、あるいは円売りの材料が新たに必要かもしれません。

米ドル/円(日足、2018/10/10~)
 
(出所:M2JFXチャート)

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