RBA総裁の発言を受けて豪ドルが急落
2019/02/06 13:27
デイリーフラッシュ
【ポイント】・RBA(豪中銀)が金融政策スタンスを変更。総裁は利下げの可能性にも言及
・RBAの年内利下げ観測は一段と高まりそう
・豪ドルには下落圧力が加わりやすいとみられる
[レビュー]
6日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが急落。一時、豪ドル/米ドルは0.7155米ドル、豪ドル/円は78.56円へと値を下げました。ロウRBA(豪準備銀行、中銀)総裁の発言(後述)を受けて、豪ドルに下落圧力が加わりました。
[これからの展開]
ロウRBA総裁は本日(6日)、シドニーで講演。「次の政策変更は、利上げと利下げのいずれもあり得る」と述べ、「失業率の上昇が持続し、インフレ率が目標に近づかなければ、ある時点で利下げが適切になる可能性もある」と語りました。
ロウ総裁らRBA当局者はこれまで、金融政策の次の一手は“利下げよりも利上げの可能性が高い”との見方を示していました。
ロウ総裁の本日の発言は、RBAの金融政策スタンスが“ややタカ派的”から“中立”へとシフトしたことを示唆します。
市場では、RBAが年内に利下げを行うとの観測がありました。RBAが金融政策スタンスを中立へとシフトしたことで、利下げ観測は一段と高まるとみられます。豪ドルには下落圧力が加わりやすいと考えられ、目先、豪ドル/米ドルは0.7076米ドル(1/25安値)、豪ドル/円は77.50円(1/25安値)に向けて下がる可能性があります。
8日に公表される金融政策報告で、RBAの金融政策スタンスのシフトが再確認されれば、豪ドルへの下落圧力はさらに強まるかもしれません。

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