豪ドルは30日発表のCPIに反応する可能性あり
2019/01/29 13:54
デイリーフラッシュ
【ポイント】・豪企業景況感は4年3カ月ぶりの低水準
・市場では、RBA(豪中銀)が年内に利下げするとの観測も!?
・30日発表の豪CPIが弱い結果になれば、利下げ観測は強まる可能性あり
[レビュー]
29日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが弱含み。一時、豪ドル/米ドルは0.7139米ドル、豪ドル/円は77.99円へと下落しました。豪州の2018年12月のNAB企業景況感指数が豪ドルに対する下押し圧力となりました。NAB企業景況感指数は+2と、前月の+11から低下。2014年9月以来、4年3カ月ぶりの低水準を記録しました。
[これからの展開]
豪州の2018年10-12月期CPI(消費者物価指数)が明日(30日)発表されます(日本時間午前9時30分)。RBA(豪準備銀行、中銀)は物価安定と雇用の最大化を責務としているため、CPI上昇率の動向は雇用情勢とともに、RBAの金融政策に影響を与えます。
今回の市場予想は、総合CPIが前年比+1.7%、基調インフレ率が同+1.75%。総合CPIと基調インフレ率のいずれも、RBAのインフレ目標(+2~3%)の下限である+2%を下回るとみられています。
RBA当局者は、金融政策の次の一手は利上げの可能性が高いとの見方を示しています。ただ、RBAの見方とは異なり、RBAが年内に利下げするとの観測も市場にはあります。総合CPIや基調インフレ率が市場予想を下回れば、利下げ観測は一段と強まるとみられ、豪ドルには下落圧力が加わる可能性があります。目先の下値メドとして、豪ドル/米ドルは0.7076米ドル(1/25安値)、豪ドル/円は77.08円(1/10安値)が挙げられます。

(出所:トムソン・ロイターより作成)

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