ECB総裁会見に注目!! 英ポンドはブレグジット関連報道に要注意
2019/01/24 08:13
デイリーフラッシュ
【ポイント】・ECB(欧州中銀)総裁会見は、ハト派色が強まる可能性もあり
・英ポンドはブレグジット関連報道に反応しやすい地合い
・本日24日、独首相とEU主席交渉官がブレグジット問題を協議
(欧米市場レビュー)
23日欧米時間の外国為替市場では、円が全面安の展開。一時、米ドル/円は109.97円、ユーロ/円は124.89円、豪ドル/円は78.35円、NZドル/円は74.56円へと上昇しました。NYダウが底堅く推移し、円安圧力が加わりました。
英ポンドは堅調。一時、対米ドルで約2カ月半ぶり、対円で約1カ月半ぶりの高値を記録しました。英労働党(野党)が無秩序なEU(欧州連合)離脱を回避する案を支持するとの報道を受けて、英国の合意なきEU離脱への懸念が後退し、英ポンドを押し上げました。
(本日の相場見通し)
本日(24日)、ECB(欧州中央銀行)理事会が開催されます。理事会では、政策金利を据え置くとみられます。その通りの結果になれば、ドラギ総裁が理事会後の会見で、ユーロ圏の景気やインフレについてどのような見解を示すのか、そして “金融政策の先行きについて新たな手掛かりを提供するか”が焦点になりそうです。
足もとのユーロ圏の経済指標が軟調なことや、ドラギ総裁が15日に「ユーロ圏経済の減速は想定以上に長引く可能性がある」との見解を示したこともあり、市場では本日24日のドラギ総裁の会見はハト派色が濃い内容になるとの見方があります。その通りになればユーロは下落し、ユーロ/米ドルは1.1289米ドル(1/3安値)割れを試す可能性もあります。
ECBの政策金利は日本時間午後9時45分に発表され、ドラギ総裁の会見は同午後10時30分開始予定です。
ブレグジット(英国のEU離脱)関連の報道にも要注意です。メルケル独首相とバルニエEU主席交渉官が本日、ブレグジット問題を協議する予定です。ブレグジット関連で新たな報道が出てくる可能性があり、その場合には英ポンドが反応しそうです。
*ブレグジットの最新情勢は、本日24日の『スポットコメント』をご覧ください。

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