NZドルが上昇。RBNZの利下げ観測が後退!?
2019/01/23 15:35
デイリーフラッシュ
【ポイント】・NZの18年10-12月期CPIは前年比+1.9%。市場予想の+1.8%を上回る
・CPIの結果を受けてRBNZの利下げ観測が後退すれば、NZドルのプラス材料
[レビュー]
23日東京時間の外国為替市場では、NZドルが堅調に推移。一時、NZドル/米ドルは0.6784米ドル、NZドル/円は74.34円へと上昇しました。NZの2018年10-12月期CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、NZドルの買い材料となりました。
円は軟調。一時、米ドル/円は109.74円、ユーロ/円は124.74円、豪ドル/円は78.26円へと上昇しました。上海総合指数やNYダウ先物が底堅く推移し、円安材料となりました。
日銀は金融政策の現状維持を決定。展望レポートでは、2019年度のコアCPI上昇率見通しを前回2018年10月時点の+1.4%から+0.9%へと引き下げました。
[これからの展開]
NZの2018年10-12月期CPIが今朝発表され、結果は前年比+1.9%でした。RBNZ(NZ準備銀行、中銀)のインフレ目標(+1~3%)の中央値である+2%を若干下回りました。
RBNZは2018年11月の金融政策報告で、10-12月期のCPI上昇率を前年比+2.0%と予測。目標中央値へ戻るとの見通しを示しました。
一方、市場は原油安の影響によってCPI上昇率がRBNZの予測である+2%に届かないと見ており、その見方がRBNZの次の一手は利下げとの観測が市場で浮上した一因でした。
CPI上昇率は+2%を下回りましたが、市場予想の+1.8%を上回ったことで、利下げ観測は後退する可能性もあります。その場合、NZドルの支援材料となりそうです。
米中通商協議が1月30-31日に行われる予定です。NZドルは目先、米中の通商協議に関するニュースにも反応しやすいとみられますが、NZドルは独自材料では売られにくいかもしれません。

(出所:トムソン・ロイターより作成)

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