ドイツとユーロ圏のZEW景況感調査にユーロが反応する可能性あり
2019/01/22 08:39
デイリーフラッシュ
【ポイント】・市場では、ユーロ圏経済の減速懸念あり
・ユーロ圏経済の減速懸念が一段と高まれば、ユーロには下落圧力も!?
・NYダウが18日に約1カ月半ぶりの高値。米株価動向に注目
(欧米市場レビュー)
21日欧米時間の外国為替市場では、英ポンドが反発。英ポンド/円は欧州時間朝に140.68円へと下落する場面があったものの、メイ英首相がEU(欧州連合)離脱協定案の代替案を議会に示すと、英ポンドは買い戻される展開。英ポンド/円は一時、141.47円へと上昇しました。代替案では、最大の焦点となっている北アイルランド(英国領)とアイルランド(EU加盟国)との国境管理問題への対応策を修正する意向が表明されたものの、具体的な修正策は示されませんでした。
(本日の相場見通し)
本日、ドイツとユーロ圏の1月ZEW(欧州経済研究センター)景況感調査が発表されます(いずれも日本時間午後7時)。
ドイツのZEW景況感調査(期待指数)の市場予想はマイナス18.4と、2018年12月のマイナス17.5から一段と低下。景況判断の分かれ目である“ゼロ”を10カ月連続で下回るとみられています。ユーロ圏については市場予想がなく、前回18年12月はマイナス21.0でした。
市場の関心がユーロ圏の経済情勢にも向くなか、景況感調査でドイツやユーロ圏経済の減速が改めて示唆されれば、ユーロが下落する可能性があります。その場合のメドとして、ユーロ/円が123.38円(1/15安値)、ユーロ/米ドルは1.1289米ドル(1/3安値)が挙げられます。
NYダウは先週金曜日(18日)、24706.35ドルで取引を終了。終値では2018年12月6日以来、約1カ月半ぶりの高値を記録しました(昨日21日は、キング牧師誕生日のため米株式市場は休場)。劉鶴・中国副首相が30-31日に訪米し、ライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表らと通商協議を行う予定です。市場では、通商協議で米中の貿易摩擦解消に向けて進展があるとの期待があり、それが足もとのNYダウ上昇の一因となっています。NYダウが一段と上昇した場合、円安圧力が加わって、米ドル/円やクロス円は底堅く推移する可能性があります。

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