米CPIに注目。FRBの利上げ休止観測は一段と高まるか!?

2019/01/11 08:23

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米CPI(コア指数)の市場予想は前年比+2.2%。それと異なる結果になれば、市場が反応する可能性あり
・CPIが市場予想を下回れば、米ドルには下落圧力が加わりそう


(欧米市場レビュー)

10日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが強含み。一時、米ドル/円は108.49円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.1486米ドルへと下落しました。米国の長期金利(10年債利回り)が上昇し、米ドルの支援材料となりました。米長期金利上昇の背景には、30年債入札が軟調な結果だったことや、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が「FRBのバランスシートは、現在よりもかなり小さくなる」と語ったことがあるようです。

(本日の相場見通し)

このところ、FRB当局者から追加利上げに慎重な発言が相次いでいます。

エバンズ・シカゴ連銀総裁は「FRBには様子を見る十分な余地があり、将来の金融政策を評価するうえで2019年前半の動向は非常に重要」(9日)と語り、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「FRBは(2018年)12月に利上げをしたばかりであり、しばらくは経済の反応を見極めるべき」(9日)と発言。ローゼングレン・ボストン連銀総裁は「政策を調整する前に、(経済)状況が一段と明確になるまで待つことが可能」(9日)と述べました。

昨日(10日)には、パウエルFRB議長が「FRBは金融政策に忍耐強くなれる」と述べ、利上げ休止を改めて示唆しました。

市場でFRBの利上げ休止観測が強まるなか、米国の2018年12月CPI(消費者物価指数)が本日発表されます(日本時間午後10時30分)。コアCPIが市場予想の前年比+2.2%を下回る結果になれば、FRBの利上げ休止観測は一段と強まり、米ドルには下落圧力がかかる可能性があります。米ドル/円の目先のメドとして、下値が107.53円(1/4安値)、上値は109.05円(1/8高値)が挙げられます。ユーロ/米ドルは、下値が1.1397米ドル(1/7安値)、上値は1.1567米ドル(1/10高値)や200日移動平均線(1.1630米ドル近辺に位置)が当面のメドになりそうです。

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【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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