豪ドル:リスクオン/オフの変化に影響を受けやすい地合い

2019/01/09 13:25

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米国株の上昇や米中通商協議の進展期待が、豪ドル反発の主因
・投資家のリスク意識は足もとで変化しやすい地合い、豪ドルはその影響を受けそう
・トルコリラはシリア情勢に要注意


[レビュー]

9日東京時間の外国為替市場では、が軟調に推移。一時、米ドル/円は108.96円、豪ドル/円は78.04円、NZドル/円は73.59円へと上昇しました。日経平均やNYダウ先物が堅調に推移し、円安材料となりました。

豪州の2018年11月住宅建設許可件数が市場予想以上のマイナスだったことで、結果発表直後に豪ドルが下落したものの、下落は一時的でした。

住宅建設許可件数の結果は、以下のとおりです。
( )は市場予想
・前月比:-9.1%(-0.5%)
・前年比:-32.8%(-24.8%)

[これからの展開]

豪ドル/米ドル豪ドル/円は1月3日朝に急落。いずれも約10年ぶりの安値を記録しました。米アップルが2018年10-12月期の売上高見通しを下方修正したことで、リスク回避の動きが強まり、豪ドルに対して下落圧力がかかりました。年初で流動性が低下したことも、豪ドルの下げが加速した一因でした。

豪ドルはその後持ち直し、本日(9日)、豪ドル/米ドルは2018年12月19日以来、豪ドル/円は同12月31日以来の高値をつけました。

豪ドルが反発した要因として、米国株の上昇や米中通商協議の進展期待から、リスク回避の動きが和らいだことが挙げられます。また、原油価格の上昇も資源国通貨である豪ドルにとってプラス材料です。

投資家のリスク意識は変化しやすい地合いで、豪ドルはその影響を受けそうです。この状況は当面続くとみられ、特に米国の株価動向、米中通商協議に関する報道には注意が必要です。米中通商協議は当初、7-8日の2日間の予定でしたが、本日も行われます。

***

トルコリラは、シリア情勢をめぐる報道に注意が必要です。ボルトン米大統領補佐官が6日、米軍のシリアからの撤退について、トルコがクルド人勢力を攻撃しないと確約することが条件との見解を表明。それに対してエルドアン大統領は8日、ボルトン補佐官は重大な誤りを犯したと非難し、「テロリストに対して必要な措置を講じる」と語り、新たに軍事行動を起こすことを示唆。エルドアン大統領はまた、8日に予定されていたボルトン米大統領補佐官との会談を拒否しました。

トルコはシリア国内のクルド人勢力をテロリストと見なす一方、米国はクルド人勢力を支援。同勢力への対応が米国とトルコの関係悪化の一因となっていました。両国の関係悪化を示す報道がさらに出てきた場合、トルコリラが下落する可能性があります。*トルコリラ/円のテクニカル分析は、8日の『注目のチャート』をご覧ください。

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【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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