トルコリラ:市場の関心は16日のトルコ中銀会合へ!?

2019/01/07 14:27

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・トルコのCPI上昇率は2カ月連続で鈍化
・市場ではTCMB(トルコ中銀)が早期に利下げを行うとの観測も
・TCMBの金融政策に関するエルドアン大統領の発言に要注意


[レビュー]

1月7日東京時間の外国為替市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は108.02円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.1425米ドル、豪ドル/米ドルは0.7134米ドル、NZドル/米ドルは0.6754米ドルへと上昇しました。パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が4日、利上げ休止の可能性を示したことが、米ドルの重石となりました。

[これからの展開]

トルコの2018年12月のCPI(消費者物価指数)が先週木曜日(1/3)に発表され、結果は前年比+20.30%でした。トルコ政府による減税やインフレ対策(企業に最低10%値下げさせるなど)が、上昇率の鈍化に寄与しました。

 
(出所:トムソン・ロイターより作成)

CPI上昇率は2018年10月に前年比+25.24%と、約15年ぶりの強い伸びを記録したものの、その後、11月・12月と2カ月連続で鈍化しました。

CPI上昇率の鈍化や経済の急激な減速を受けて、市場ではTCMBが早期に利下げを行うとの観測もあります。トルコの2018年7-9月期GDPは前年比+1.6%と、4-6月期の+5.2%から鈍化。クーデター未遂事件が発生した2016年7-9月期以降、最も低い成長率でした。

TCMBの次回会合は1月16日。トルコリラ/円は、米株価動向に影響を受けやすい地合いが続いているものの、16日の会合に向けて市場の関心は、TCMBの金融政策にも向く可能性があります。利下げ観測が高まるようであれば、トルコリラの上値を抑える要因になりそうです。

また、トルコでは今年(2019年)3月に地方選が行われます。地方選に向けて、エルドアン大統領がTCMBに対して利下げ圧力を一段と強めることを市場は懸念しています。エルドアン大統領の発言には注意が必要です。

= = = = = = = = = = = = = = = = =


= = = = = = = = = = = = = = = = =

【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【トラリピ1クリック】
トラリピを1クリックでカンタン発注!