方向感を失うトルコリラ/円、その背景は!?

2018/12/26 15:20

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・トルコリラ/円は、円とトルコリラの双方にプラス材料
・市場の関心は今後、トルコ中銀の金融政策に向く可能性もあり。12月CPIに注目


[レビュー]

26日東京時間の外国為替市場では、が弱含み。日経平均にらみの展開となり、日経平均が前日終値比プラス圏で推移するなか、一時、米ドル/円は110.64円、豪ドル/円は77.99円、NZドル/円は74.49円へと上昇しました。その後、日経平均が上げ幅を縮小し、さらに前日終値比マイナス圏に転落すると、米ドル/円やクロス円も上げ幅を縮小しました。日経平均の終値は、前日比171.32円(0.89%)高の19327.06円。上げ幅を一時384円へと拡大する一方、下げ幅を207円へと広げる場面もあり、荒い値動きとなりました。

[これからの展開]

トルコリラ/円は足もと21円前後で上下動を繰り返しており、目先の方向感を失っています。

トルコリラ/円(日足、2018/8/1~)
 
(出所:M2JFXチャート)

その要因として、以下のように、円とトルコリラの双方にプラス材料があることが挙げられます。

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<円のプラス材料>
米国株の下落を背景としたリスク回避の動き
<トルコリラのプラス材料>
原油価格の下落。トルコは必要な燃料の大半を輸入に依存しています。そのため、原油価格の下落によって輸入コストが低下し、さらにはインフレ圧力を緩和する可能性があります。高インフレはトルコが抱える問題のひとつです。
米軍がシリアから撤退を開始。トルコ政府はシリア国内のクルド人勢力を掃討するため、同国のユーフラテス川の東側で軍事作戦を開始する方針を示しています。市場では、トルコ軍が作戦を開始すれば、クルド人勢力を支援する米軍と衝突するとの懸念がありました。
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トルコリラ/円については、米国株や原油価格の動向に目を向けるとともに、シリア情勢に注意が必要かもしれません。米国のシリアからの撤退はトルコリラのプラス材料になっているものの、米軍の撤退によって同国情勢が混迷するとの懸念もあるためです。

2019年1月初めに、トルコの2018年12月CPI(消費者物価指数)が発表されます。その結果次第では、TCMB(トルコ中銀)の金融政策が市場で意識される可能性もあります。2018年11月のCPIは前年比+21.62%と、10月の+25.24%から上昇率が鈍化しました。12月については、トルコ政府による減税やインフレ対策(企業に2018年末まで最低10%値下げさせるなど)、原油安によって、CPI上昇率は11月から一段と鈍化するとみられます。上昇率が大きく鈍化した場合、2019年1月16日のTCMB会合に向けて、市場では利下げ観測が強まる可能性があります。

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【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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