NYダウが1年1カ月ぶりの安値。米株価動向には要注意

2018/12/20 08:29

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・FOMCメンバーによる2019年の利上げ予想回数は2回。9月時点の3回から減少
・NYダウが大幅安。2017年11月以来の安値を記録
・米長期金利は2018年5月以来の低水準
・“米軍がシリアから撤退”の報道でトルコリラが上昇


(欧米市場レビュー)

19日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。一時、ユーロ/米ドルは1.1365米ドル、豪ドル/米ドルは0.7089米ドルへと下落しました。FOMC(米連邦公開市場委員会)メンバーによる2019年の利上げ予想回数(中央値)が9月時点の3回から2回へと減少し、2019年のGDP成長率やインフレ率の見通しも下方修正されました。ただ、声明の内容が予想していたほどハト派的ではないとの見方が市場に広がり、米ドルの支援材料となりました。*FOMCについては、本日20日の『スポットコメント』をご覧ください。

も強含み。一時、ユーロ/円は127.55円、豪ドル/円は79.58円へと下落しました。NYダウの下落が円買い材料となりました。

トルコリラも上昇しました。米ホワイトハウスが「米軍がシリアからの撤退を開始した」と発表したことが、トルコリラを押し上げました。トルコ政府はシリア国内のクルド人勢力を掃討するため、同国のユーフラテス川の東側で軍事作戦を開始する方針を示しており、市場ではトルコ軍が作戦を開始すればクルド人勢力を支援する米軍と衝突するとの懸念があります。

(本日の相場見通し)

NYダウは昨日(19日)、前日比351.98ドル(1.49%)安の23323.66ドルで取引を終了。終値ベースでは、2017年11月以来の安値を記録しました。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がFOMC後の会見で、「バランスシートを(毎月500億米ドルのペースで)縮小する現在の方針に変更はない」と語ったことが、昨日の株安の背景にあるようです。バランスシートの縮小は、長期金利への上昇圧力となるためです。NYダウなど米国の主要株価指数は乱高下が続いており、米国の株価動向には引き続き要注意です。米国株が一段と下落する場合、円高圧力が加わるとみられます。

米国の長期金利(10年債利回り)の動向にも目を向ける必要がありそうです。米長期金利は昨日、2.75%へと低下し、約7カ月ぶりの低水準を記録しました。米長期金利の低下は米ドルにとってマイナス材料と考えられます。ただ、昨日のNY時間は、外為市場の関心がFOMCの結果発表や米株式市場に向いたためか、米ドルは米長期金利の低下に対して反応薄でした。米長期金利が一段と低下した場合、それにも市場の関心が向いて、米ドルの重石となる可能性があります。

日銀とBOE(英イングランド銀行、中銀)が本日、金融政策を発表しますが、いずれも現状維持が予想されています。黒田日銀総裁の会見やBOEの声明の内容にサプライズがなければ、外為市場ではそれほど材料視されない可能性があります。

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【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
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