NZ中銀が自己資本要件の引き上げ検討。NZドルが下落

2018/12/14 15:35

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・銀行の自己資本要件が引き上げられれば、借入コストが上昇し、景気に悪影響を及ぼすおそれ
・ただし、RBNZは銀行が新たな要件を満たすための移行期間を5年間設ける方針
・市場の関心は、来週発表のNZ経済指標に移る可能性あり


[レビュー]

14日東京時間の外国為替市場では、NZドルが下落。一時、NZドル/米ドルは0.6790米ドル、NZドル/円は77.05円へと値を下げました。RBNZ(NZ準備銀行、中銀)が“銀行に求める自己資本(自己資本要件)を引き上げることを検討している”と発表したことで、NZドルに対して下落圧力が加わりました。

豪ドルも軟調。一時、豪ドル/米ドルは0.7179米ドル、豪ドル/円は81.44円へと下落しました。中国の弱い経済指標が豪ドルの重石となりました。中国の11月小売売上高は前年比+8.1%、11月鉱工業生産は同+5.4%となり、いずれも市場予想の+8.8%、+5.9%を下回りました。

[これからの展開]

バスキャンドRBNZ副総裁は、自己資本要件の引き上げについて、「銀行の破たんを減らすことが目的」であり、また「変更(自己資本要件の引き上げ)によって、銀行システムは200年に1度のショックにも耐えられると想定している」と語りました。

RBNZが銀行の自己資本要件を引き上げれば、企業や家計の借入コストが上昇して、景気に悪影響を及ぼすとの懸念があります。NZドルが下落したのは、そのことが意識されたのかもしれません。

ただ、自己資本要件の引き上げが実際に行われるのは、まだ先になりそうです。RBNZは2019年3月29日まで意見を公募し、銀行が新たな要件を満たすための移行期間を5年間設ける方針です。そう考えると、「自己資本要件の引き上げを検討」のニュースは材料として長続きしない可能性もあります。

来週は、NZの12月企業信頼感指数(企業景況感。18日)7-9月期GDP(20日)が発表されます。市場の関心は、それらの経済指標に向かう可能性があります。RBNZは低水準の企業景況感を背景に、NZ経済の減速を懸念しており、景気が悪化した場合には利下げを検討するとしているためです。

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【マーケットView】
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