3日、トルコリラが下落。豪RBAは政策金利を据え置きか

2018/12/04 08:40

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・トルコのCPI上昇率は大幅に鈍化。市場では中銀が利下げに転じる可能性があるとの観測が浮上
・エルドアン大統領が中銀への利下げ圧力を一段と強めるとの見方がリラ安材料?
・市場の関心は今後、米中の通商協議の行方に向かう可能性あり


(欧米市場レビュー)

3日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが弱含み。一時、ユーロ/米ドルは1.1375米ドル、豪ドル/米ドルは0.7389米ドル、NZドル/米ドルは0.6939米ドルへと上昇し、ユーロ/円や豪ドル/円、NZドル/円も底堅く推移しました。1日の米中首脳会談で、両国の対立激化が避けられたことでリスク回避の動きが緩和し、円や米ドルの重石となりました。

トルコリラも軟調。対米ドルで下落し、対円では一時21.45円へと値を下げました。トルコの11月CPIが前年比+21.62%と、10月の+25.24%から市場予想(+23.02%)以上に上昇率が鈍化したことで、発表直後はトルコリラが上昇したものの、上昇は一時的でした。CPI上昇率が大幅に鈍化したことで、市場ではTCMB(トルコ中央銀行)が今後利下げに転じる可能性があるとの観測が浮上。エルドアン大統領がTCMBに対して利下げ圧力を一段と強めるとの見方もあります。

カナダドルは堅調に推移。カナダドル/円は一時、86.19円へと上昇しました。原油価格の上昇がカナダドルの支援材料となりました。原油価格の代表的な指標である米WTI先物は、前営業日比2.02ドル(3.97%)高の1バレル=52.95ドルで取引を終了。米中貿易摩擦激化への懸念が後退したことや、カナダのアルバータ州が石油生産業者に対して減産を命令したことが材料になりました。

なお、5日に予定されていたパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言は、ブッシュ(父)元大統領の追悼の日のため延期されました(新たな日程は未定)。

(本日の相場見通し)

昨日(3日)の外為市場では、1日の米中首脳会談の結果が材料になりました。首脳会談では、米国が来年1月に予定していた2000億米ドル相当の中国製品に対する追加関税の引き上げ(10%から25%へ)を延期し、知的財産権保護などに関して90日間を期限に交渉することで合意しました。

ただ、米中が90日間の通商協議中に合意できるかは不透明です。市場の関心は今後、米中通商協議の行方に向かう可能性もあります。米中の通商政策に関するニュース(例えばトランプ大統領の発言)には注意が必要です。

本日については、米中の通商政策に関するニュースが新たに出てこなければ、主要国株価、原油価格、米国の長期金利(10年債利回り)、それらの動向が外為市場の手掛かり材料になることが考えられます。主要国株価などに大きな変動がみられた場合、市場が反応する可能性があります。

RBA(豪準備銀行、中央銀行)が本日、政策金利を発表します(日本時間午後0時30分)。RBAは金融政策の現状維持を当面続けることを示唆しており、政策金利は現行の1.50%に据え置かれそうです。その通りの結果になり、また声明が市場の“RBAは政策金利を当面据え置く”との観測を変えるほどの内容でなければ、豪ドルに大きな反応はみられないかもしれません。

豪ドル/円のテクニカル分析は、本日4日の『注目のチャート』をご覧ください。

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【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
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