米金融政策見通しが相場材料に!?

2018/11/29 08:06

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・28日のパウエルFRB議長の発言を、市場は「打ち止め示唆」と受け止め
・本日29日のFOMC議事録、ボストン連銀コンファレンス、PCEコアデフレーターなどに注目


(欧米市場レビュー)

 28日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調。欧州通貨及び資源新興国通貨が堅調でした。
 パウエルFRB議長の講演を受けて、利上げ観測が後退(後述)。市場金利が低下するとともに、NYダウが前日比600ドル超上昇したことで、リスクオンの動きが活発化しました。

 対米ドルで上昇率が大きかったのが、NZドルと豪ドルのオセアニア通貨や南アフリカランド

 欧州通貨は、それらの通貨に対して軟調でした。英ポンドは、「合意なきEU離脱」なら戦後最悪の不況をもたらしかねないとするBOE(英中銀)の報告書が発表されるなどブレグジットの不透明感が重石になりました。また、ユーロは、トランプ大統領が輸入車への関税賦課に改めて言及したことで欧州経済への悪影響が意識されたのかもしれません。

(本日の相場見通し)

 28日のNYの講演で、パウエルFRB議長が「現在の政策金利は中立金利をわずかに下回っている」と語ったことが、市場では利上げの打ち止めが近いと受け止められました。

 2015年12月に始まったFRBの利上げ局面の終了が近いのであれば、為替市場に大きな影響が出るとみられるため、とりわけ注意が必要でしょう。

 本日は、FOMC議事録(11/7-8開催分)が公表されます。また、ボストン連銀が主催するコンファレンスが予定されており、5人の地区連銀総裁の発言機会があるようです(未確認)。パウエル発言同様に利上げ打ち止めを示唆するような材料が出れば、市場が米ドル安で反応しそうです。

 本日発表される米PCEコアデフレーター(10月分)も注目されます。FRBが物価指標として重視しているPCEコアデフレーターは、9月まで5カ月連続で2.0%を記録しており、2%の物価目標をほぼ達成した格好です。10月分がこれを下回っても、逆に上回っても材料視されるかもしれません。

 その他、12月11日に英国議会が協定案の採決を予定しているブレグジット情勢、週末に予定されるG20 サミットや米中首脳会談、トランプ政権による対中関税や輸入車関税の動きなどが相場材料になる可能性があり、注意が必要でしょう。


【セミナーのお知らせ】

↓↓バナークリックでセミナー詳細をチェック!↓↓



経済指標の「本当の」読み方と、相場の状態を判断するコツを解説します。
みなさまのお申込みをお待ちしております!




= = = = = = = = = = = = = = = = =

【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【トラリピ戦略モデル】
トラリピを1クリックでカンタン発注!


M2JFX口座をお持ちのお客様はこちら

= = = = = = = = = = = = = = = = =