トルコリラ/円は、米株価動向や欧州情勢次第で上値を試す可能性あり。ただ、中長期的には注意が必要

2018/11/13 14:47

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・トルコリラ/円は、米国とトルコの関係改善期待が支援材料
・高インフレや経常赤字などトルコが抱える問題は残存。中銀の独立性をめぐる懸念が再燃する可能性も残る


[レビュー]

13日東京時間の外国為替市場では、が軟調に推移。一時、米ドル/円は114.00円、ユーロ/円は128.25円、豪ドル/円は82.23円、NZドル/円は76.94円へと上昇しました。上海総合指数の下げ幅縮小や、「米中首脳会談の準備のため、中国の劉鶴副首相が訪米する」との報道を受けて、リスク回避の動きが和らぎ、円に下押し(円安)圧力が加わりました。

[これからの展開]

トルコリラ/円は11月5日に一時21.31円へと上昇し、8月7日以来、約3カ月ぶりの高値を記録しました。

トルコリラが上昇した主な背景には、米国とトルコの関係改善が改善するとの期待があります。トルコが米国人のブランソン牧師を10月12日に解放。トルコがブランソン氏を国内に拘束し続けていることで、米国とトルコの関係は悪化していました。さらに11月2日には、米国とトルコが双方の閣僚に課していた制裁を解除しました。

引き続き米国とトルコの関係改善(への期待)がトルコリラの材料になるのであれば、米国株の上昇や欧州政治をめぐる懸念の後退などにより、トルコリラ/円は21.31円(11月5日高値)超えを試す可能性もあります。

ただ、高インフレや経常赤字(ただし、過去2カ月は黒字)などトルコが抱える問題は残存しています。トルコの10月CPI(消費者物価指数)上昇率は約15年ぶりの高い伸びを記録しました。また、エルドアン大統領は中銀の独立性を尊重すると語りながらも、TCMB(トルコ中央銀行)に対して利下げ圧力を加えてきたことは周知の事実です。今後、TCMBの独立性をめぐる懸念が再燃する可能性もあります。

中長期的に見た場合、高インフレや経常赤字などの問題が解決されなければ、トルコリラ/円が下落圧力にさらされる可能性は残っていると考えられます。

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【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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