RBNZは「次の一手は利上げと利下げのいずれもあり得る」との文言を削除。利上げの想定時期は8月から変わらず

2018/11/08 15:50

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBNZは利下げの可能性に直接言及した文言を削除。市場では、金融政策スタンスが変化しつつある兆しとの見方も一部に浮上
・一方で、RBNZは政策金利を長期間据え置くことを示唆し、利下げの選択肢は排除せず


[レビュー]

8日東京時間の外国為替市場では、が軟調に推移。一時、米ドル/円は113.69円、豪ドル/円は82.76円、NZドル/円は77.20円に上昇しました。日経平均が大幅高となり、上海総合指数も底堅く推移したことで、リスク回避の動きが弱まり、円安圧力が加わりました。

[これからの展開]

RBNZ(NZ準備銀行、中銀)は本日(8日)、政策金利を過去最低の1.75%に据え置くことを決定しました。

声明では、これまでの「(政策金利の)次の動きは、上下(=利上げと利下げ)のいずれも可能性がある」との文言を削除しました。

RBNZが利下げの可能性に直接言及した文言を削除したことについて、市場では利下げの可能性が一段と低下したとの見方のほか、一部には金融政策スタンスが“中立”から“利上げ方向”に傾きつつあることを示唆したとの見方も浮上しました。

ただ、RBNZが近い将来に利上げに動く可能性は低いとみられます。金融政策報で示された、想定される利上げ時期は、前回8月時点の“2020年7-9月期”から変わりませんでした。声明では、以下のように、NZ景気の下振れリスクへの警戒感が示されました。

声明は、「(NZの)4-6月期のGDP成長率の加速は、一時的要因の影響も一部にあった」としたうえで、「企業調査は、成長が短期的に軟調になることを示唆している」と指摘。「弱い企業景況感が、より長期間にわたって成長の重石になる可能性がある」とするとともに、一部主要国の貿易摩擦が世界経済の成長を阻害するリスクが増大しているとの見方を示しました。

また、RBNZは利下げの選択肢を排除していないようです。オア総裁は会合後の会見で、「GDP成長率が見通しを下回れば、利下げを検討するだろう」と語り、経済情勢が悪化した場合、利下げを行う可能性を示しました。

***

NZドルは、RBNZの政策金利発表に反応薄でした。その要因として、金融政策報告や声明で政策金利を長期間据え置くことが示唆されたうえ、RBNZは利下げの選択肢を排除していないことが挙げられます。

今後のRBNZの金融政策運営は、NZの景気動向がカギを握るとみられます。そのため、市場はNZの景気指標をこれまで以上に重視しそうです。11月26日に小売売上高(7-9月期)29日に企業信頼感指数(11月)が発表されます。それらがNZドルの次の独自材料になりそうです。

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