米国の中間選挙を控え、外為市場はポジション調整主体の動きか。トルコリラはCPIに注目

2018/11/05 08:48

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場の関心は米国の中間選挙へ!?
・トルコリラにとって、CPI上昇率の鈍化はプラス材料、上昇率の加速はマイナス材料か


(欧米市場レビュー)

2日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが反発。一時、米ドル/円は113.27円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.1373米ドル、豪ドル/米ドルは0.7182米ドル、NZドル/米ドルは0.6635米ドルへと下落しました。堅調な米国の10月雇用統計が米ドルの支援材料となりました。雇用統計では、雇用者数が前月比25.0万人増と、市場予想の+19.0万人を上回り、平均時給は前年比+3.1%(市場予想:+3.1%)と、2009年4月以来の高い伸びを示しました。

トルコリラは堅調。トルコリラ/円は一時、20.83円へと上昇しました。米財務省がトルコのギュル法相とソイル内相を制裁対象から除外。それを受けて、トルコ財務省は米国のセッションズ司法長官とニールセン国土安全保障長官に対する制裁を解除しました。米国とトルコの関係改善への期待が高まり、トルコリラを押し上げました。

(本日の相場見通し)

本日は、米国の9月ISM非製造業景況指数が発表されます(日本時間6日午前0時)。

ただ、米国の中間選挙が明日(6日)行われます。ISM非製造業景況指数が市場予想の59.3から大きくかけ離れた結果にならなければ、中間選挙という重要イベントを前に、外為市場はポジション調整主体の動きになる可能性があります。その場合、2日は米ドルが上昇したこともあり、米ドルは弱含むことが考えられます(米ドル/円は上値が重く、ユーロ/米ドルなどは底堅い?)。

中間選挙の仕組みや結果の読み方などについては、『アメリカ中間選挙ガイド2018』で解説しています。中間選挙のタイムラインは、2日の『スポットコメント』をご覧ください。

***

トルコリラは先週金曜日、対米ドルや対円でいずれも8月9日以来、約3カ月ぶりの高値をつけました。

足もとのトルコリラ上昇の背景には、米国とトルコの関係改善への期待があります。トルコが10月12日のブランソン牧師(米国人)を解放し、さらに米国とトルコは11月2日に双方の閣僚に課していた制裁を解除しました。両国の関係改善期待が引き続きトルコリラを下支えしそうです。

本日、トルコの10月CPI(消費者物価指数)が発表されます(日本時間午後4時)。前回9月のCPIは前年比+24.52%と、8月の+17.90%から上昇率が加速。約15年ぶりの高い伸びを記録しました。今回の市場予想は前年比+24.50%と、上昇率は9月とほとんど変わらず、インフレ圧力が依然として強いことが示されるとみられています。

トルコが抱える問題のひとつに高インフレがあります。そのため、CPI上昇率が市場予想を上回ればトルコリラの下落要因になり得る一方、市場予想を下回ればトルコリラの上昇要因になる可能性があります。CPIが市場予想を下回った場合、トルコリラはさらに戻りを試す展開になり、トルコリラ/円は21円台に定着する可能性もあります。ただし、CPIが市場予想を上回った場合でも、次回12月13日のTCMB(トルコ中央銀行)政策会合が近づくにつれて、利上げ観測が高まれば、トルコリラの支援材料になるかもしれません。

トルコリラ/円のテクニカル分析は、本日5日の『注目のチャート』をご覧ください。


(出所:トムソン・ロイターより作成)

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【トラリピ戦略モデル】
トラリピを1クリックでカンタン発注!(マイページログインが必要です)

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【キャンペーンのご案内】

FX新規口座開設キャンペーン

M2JFX口座をお持ちのお客様はこちら

= = = = = = = = = = = = = = = = =