米中貿易摩擦をめぐる懸念が後退し、円が全面安の展開。カナダ雇用統計はBOCの12月利上げ観測を高めるか!?

2018/11/02 15:18

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・「トランプ米大統領が中国との貿易合意草案の作成を指示した」との報道
・米中貿易摩擦をめぐる懸念後退は、豪ドルにとってプラス材料
・BOC(カナダ中銀)の次回利上げ時期は来年1月との見方が有力も、12月観測もあり

[レビュー]

2日東京時間の外国為替市場では、円が軟調に推移。一時、米ドル/円は113.05円、ユーロ/円は129.09円、豪ドル/円は81.87円、NZドル/円は75.56円へと上昇しました。「トランプ米大統領が中国との貿易合意草案の作成を指示した」との報道を受けて、米国と中国の貿易摩擦をめぐる懸念が後退。リスク回避の動きが弱まり、円安圧力が加わりました。

[これからの展開]

豪州経済は中国経済への依存度が高く、輸出全体の約3割が中国向けです。そのため、米国と中国の貿易摩擦をめぐる懸念が後退することは、豪ドルにとってプラス材料と考えられます。

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本日(2日)、カナダの10月雇用統計が発表されます(日本時間午後9時30分)。市場予想は雇用者数が1.00万人増、失業率が5.9%と、雇用者数は2017年12月以来の強い伸びを示した9月(6.33万人増)に続いて増加するとみられています。

BOC(カナダ銀行、中銀)は10月24日に0.25%の利上げを実施。政策金利を1.50%から1.75%に引き上げました。声明では、利上げを今後も継続し、政策金利は将来的に中立水準(BOCは2.50-3.50%と推計)まで上昇する可能性を示しました。

BOCの次回利上げ時期については、市場では来年1月との見方が有ですが、OIS(翌日物金利スワップ)をみると、今年12月(来月)の確率も3割程度織り込まれています。

BOCの次回会合は12月5日。本日の雇用統計が市場予想に比べて良好な結果になれば、12月利上げ観測が高まる可能性があります。BOCの利上げ観測が高まることは、カナダドルにとってプラス材料と考えられます。

カナダドル/円については、カナダの雇用統計の結果だけでなく、リスク意識の変化(主要国の株価動向や米中貿易摩擦に関する報道)にも影響を受けることも考えられます。仮にカナダの雇用統計が弱い結果になったとしても、主要国の株高などでリスク回避の動きが弱まれば、(円安によって)カナダドル/円は堅調に推移する可能性があります。

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【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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