物価指標の結果を受けて豪ドルが下落。RBAの利上げはさらに遠のく!?

2018/10/31 14:07

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・豪CPIはRBAの目標を下回る。基調インフレ率は2017年1-3月期以来の低い伸び
・RBAは利上げに慎重な姿勢を一段と強める可能性あり

[レビュー]

10月31日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが軟調に推移。一時、豪ドル/米ドルは0.7073米ドル、豪ドル/円は80.08円へと下落しました。豪州の7-9月期の基調インフレ率が前年比+1.75%と市場予想の+1.90%を下回り、豪ドルに下落圧力が加わりました。

日銀は金融政策(長短金利操作)の現状維持を賛成多数で決定。展望レポートでは、2018年の実質GDP成長率見通しを前回7月から下方修正(1.5%→1.4%へ)。また、コアCPI見通しも2018年度が+0.9%(7月:+1.1%)、2019年度が+1.4%(同+1.5%)、2020年度が+1.5%(同+1.6%)とし、いずれも7月から下方修正しました。午後3時30分から黒田日銀総裁が会見を行います。

[これからの展開]

豪州の7-9月期CPI(消費者物価指数)は、総合CPIが前年比+1.9%と、4-6月期の+2.1%から上昇率が鈍化し、RBA(豪準備銀行、中銀)のインフレ目標(+2~3%)の下限である+2%を再び下回りました。一方、RBAが総合CPI以上に重視する基調インフレ率は前年比+1.75%と、4-6月期の+1.90%から鈍化。RBAの目標下限の+2%を11四半期連続で下回り、2017年1-3月期以来の低い伸びを記録しました。


(出所:トムソン・ロイターより作成)

RBAは金融政策の次の一手は「利上げの可能性が高い」としながらも、失業率の改善やインフレ加速のペースが緩やかになるとして、政策金利を当面据え置くことを示唆しています。

こうした状況のなか、7-9月期の総合CPIや基調インフレ率では、豪州のインフレ圧力の弱さが改めて確認されました。特に基調インフレ率が鈍化したことによって、RBAは利上げに一段と慎重になる可能性があります。

足もとの市場の関心は主要国の株価などに向いています。そのため、今回のインフレ指標を材料にした豪ドル売りは長続きしない可能性もあります。ただ今後、市場の関心が豪州の金融政策にも向いた場合、今回のインフレ指標の結果が豪ドルの上値を抑える要因になるかもしれません。

豪ドル/円のテクニカル分析は、本日31日の『注目のチャート』をご覧ください。

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【マーケットView】
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※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

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