カナダ中銀の利上げはほぼ確実!? 米決算発表やベージュブックにも注目

2018/10/24 08:14

デイリーフラッシュ


【ポイント】
・カナダ中銀の利上げはほぼ確実、追加利上げが示唆されるか
・米ベージュブックでインフレ圧力の高まりが示されるか
・マイクロソフトやボーイングの決算発表を受けて株価はどうなるか

(欧米市場レビュー)

 23日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調でした。NYダウが一時550ドル近く下げたことが背景。

 サウジ問題、欧州委員会によるイタリア予算案の拒否などに加えて、建設機械のキャタピラーの業績悪化が懸念されるなど、トランプ関税の悪影響が表面化したことが株価の下落材料となりました。ただし、NYダウは引けにかけて値を戻して前日比125.98ドル安で取引を終えました。

 米ドルは対円で一時112円を割りましたが、米株が下げ幅を縮小したことで112円台半ばまで戻しました。

 欧州通貨は対米ドルで上昇、対円で下落しました。
 欧州委員会がイタリアの予算案を拒否し、3週間以内に修正案を提出するよう求めました。イタリアのコンテ首相は「予算案の代替案はない」とし、欧州委員会と対決する姿勢をみせました。ただし、織り込み済みだったのか、同ニュースを受けたユーロの下げは限定的でした。
 ブレグジット交渉は膠着したままですが、メイ英首相の退陣を求める保守党内の動きが勢いを増さなかったことが英ポンドのプラス材料となったようです。

 サウジが増産を明言したことで原油価格は大幅に下落しましたが、24日のBOC(カナダ中銀)の会合を控えて、カナダドルは小動きでした。豪ドルやNZドルのオセアニア通貨は総じて軟調。

 南アランドは上昇が目立ちました。新任のムボウェニ財務相が24日に発表する中期財政計画で財政赤字縮小への期待が続いているようです。

 トルコリラは下落。与党AKP(公正発展党)が、事実上の連立を組むMHP(民族主義者行動党)と来年3月の地方選では選挙協力をしないことが明らかになりました。また、エルドアン大統領が記者殺害問題に関してサウジアラビアへの攻勢を強めていることも、トルコリラの下落要因となりました。25日のTCMB(トルコ中銀)の会合が注目されています。


(本日の相場見通し)

 日本時間午後11時、BOC(カナダ中銀)が政策金利を発表します。OIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場は利上げの確率を約90%とみています。

 注目されるのは、さらなる利上げが示唆されるか。
 23日時点のOISは1.894%と、政策金利1.50%を0.394%上回っています。これは1回の利上げ幅0.25%を超えており、OISが対象とする6か月以内にもう1回の利上げがある程度の確率で織り込まれていることを意味します。

 Bloombergによれば、OISを基に計算すると、12月の追加利上げの確率は15%、来年1月までは68%、同3月までは76%です。つまり、23日時点の市場のメインシナリオは「24日の利上げに続き、来年1月に追加利上げ」というものです。BOCの結果が市場予想の通りとなるか、また結果を受けて市場のメインシナリオがどう変化するか、要注目でしょう。

 日本時間25日午前3時、米ベージュブック(地区連銀経済報告)が公表されます。前回9月の報告では、企業の設備投資などに対する貿易摩擦の悪影響が懸念される一方で、労働市場のひっ迫、賃金上昇圧力、コスト上昇の価格転嫁の動きなどが指摘されました。一段のインフレ圧力が報告されれば、利上げ観測が強まって米ドルのサポート要因になるかもしれません。

 マイクロソフト、ビザ、ボーイングなどの決算発表があります。決算の内容次第では足もとで不安定になっている米株に下押し圧力が加わる可能性があります。米国を中心とした株価動向に引き続き注意が必要でしょう。

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