米長期金利や主要国株価の動向に注目。トルコリラは90日移動平均線を上抜けるか

2018/10/18 08:31

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米長期金利が上昇すれば米ドルの上昇要因になるとともに、円高圧力が加わる可能性あり
・米国とトルコの関係改善期待に支えられて、トルコリラは堅調に推移しそう
・トルコリラ/円90日移動平均線に接近

(欧米市場レビュー)

17日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。一時、米ドル/円は112.64円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.1494米ドル、豪ドル/米ドルは0.7104米ドル、NZドル/米ドルは0.6544米ドルへと下落しました。FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録を受けて、米国の長期金利(10年債利回り)が上昇し、米ドルの支援材料となりました。*FOMC議事録については、本日18日の『スポットコメント』をご覧ください。

トルコリラも堅調。一時、トルコリラ/円は20.19円へと上昇し、8月9日以来、約2カ月ぶりの高値を記録しました。ポンペオ米国務長官が米国の対トルコ制裁について、制裁の一部はブランソン牧師に関連するものだったとしたうえで、「近く何らかの決定がある」と発言。トルコへの制裁が解除されることで、両国の関係が改善するとの期待が高まりました。

米財務省は半期に一度の為替報告書を発表。中国の為替操作国への認定を見送るとともに、日本・中国・ドイツ・韓国・スイス・インドの6カ国を引き続き“監視リスト”に指定しました。

(本日の相場見通し)

外為市場は依然として、米国の長期金利(10年債利回り)や主要国(特に米国)株価の変動に反応しやすい地合いです。米長期金利はこのところ比較的落ち着いた値動きだったものの、昨日のFOMC議事録をきっかけに今後上昇基調を強める可能性があります。米長期金利が上昇すれば米ドルの上昇要因になり得る一方、米株価が下落する可能性があります。米株価が下落した場合、リスク回避の動きから円高圧力が加わるかもしれません。

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トルコリラが今週に入り、上昇しています。その背景には、トルコ裁判所が先週金曜日(12日)に、米国人のブランソン牧師の自宅軟禁と出国禁止措置の解除を決定したことがあります。トルコは2016年のクーデター未遂事件に関与したとして、約2年間にわたりトルコ国内に拘束。ブランソン牧師の問題が米国とトルコの関係悪化の一因となっていました。トルコがブランソン氏を解放したことで、両国の関係が改善に向かうとの期待が浮上し、トルコリラの支援材料になっています。

こうした状況のなか、ポンペオ米国務長官が昨日(17日)、対トルコ制裁の一部を解除することを示唆しました。トルコの高インフレやTCMB(トルコ中央銀行)の独立性をめぐる懸念などの問題は残っているものの、トルコリラは目先、米国とトルコの関係改善期待に支えられて堅調に推移しそうです。

一方で、日足チャートをみると、トルコリラ/円は90日移動平均線に接近しました。利益確定売り圧力が強まることが考えられ、伸び悩む可能性もあります。90日移動平均線より上の水準で定着すれば、120日移動平均線が次の上値メドになりそうです。10月17日時点で90日移動平均線は20.31円、120日移動平均線は21.34円に位置します。

トルコリラ/円(日足、2018/7/2~)
 
(出所:M2JFXチャート)

今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』はこちら(15日更新)

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