NZのCPI上昇率は中銀の目標中央値に接近

2018/10/16 14:19

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・NZの7-9月期CPI上昇率は前年比+1.9%。RBNZ(NZ準備銀行)のインフレ目標中央値は+2%
・ただ、今回のCPI加速はガソリン価格の上昇が主因。コアCPIの伸びは鈍い
・RBNZは今後も政策金利の据え置きを続けるとみられる


[レビュー]

16日東京時間の外国為替市場では、円が弱含み。一時、米ドル/円は112.06円、ユーロ/円は129.78円、豪ドル/円は79.94円へと上昇しました。日経平均が反発し、円安圧力が加わりました。

NZドルは底堅い展開。一時、NZドル/米ドルは0.6594米ドル、NZドル/円は73.66円へと上昇しました。NZの7-9月期CPI(消費者物価指数)が前期比+0.9%、前年比+1.9%と、いずれも市場予想の+0.7%、+1.7%を上回り、NZドルの支援材料となりました。

[これからの展開]

NZの7-9月期のCPIは前年比+1.9%と、4-6月期の+1.5%から上昇率が加速しました。

RBNZ(NZ準備銀行)は8月の金融政策報告で、CPIは今年7-9月期の+1.4%を底に緩やかに上昇率が高まり、2021年1-3月期に+2%に到達すると予想。その見通しをもとに、2020年7-9月期の利上げ(同4-6月期まで据え置き)を示唆しました。

7-9月期のCPI上昇率は、RBNZの見通しに反して4-6月期から加速し、インフレ目標(+1~3%)の中央値である+2%に近づきました。

ただ、次の理由から現時点でRBNZが早期の利上げを検討する可能性は低いと考えられます。今回のCPI上昇率の加速は、NZドルの下落もありますが、それ以上にガソリン価格上昇の影響が大きいとみられます。ガソリン価格は9月に前年比19%上昇し、2011年6月以来の強い伸びを記録しました。変動の大きいエネルギーと食品を除いたコアCPIは前年比+1.2%と、4-6月期の+1.1%からわずかな加速にとどまりました。

利上げが検討され始めるには、CPIが目標中央値の+2%を安定的に上回る、あるいはコアCPI上昇率が+2%に向けて高まる必要がありそうです。

一方で、RBNZは利下げの選択肢も残しているものの、CPIの結果を見る限り、利下げの可能性も低下したと考えられます。

NZドル/円のテクニカル分析は、本日16日の『注目のチャート』をご覧ください。


(出所:トムソン・ロイターより作成)



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