CPIの結果を受けてNZドルが上昇。トルコリラは当面底堅い展開か

2018/10/16 08:35

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場の関心は主に米長期金利や主要国株価の動向へ
・トルコリラは、米国とトルコの関係改善期待が引き続き支援材料となりそう
・英ポンド/円はテクニカル的に重要なラインに!?

(欧米市場レビュー)

15日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は111.62円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.1604米ドル、豪ドル/米ドルは0.7147米ドル、NZドル/米ドルは0.6556米ドルへと上昇しました。米国の9月小売売上高が前月比+0.1%と、市場予想の+0.6%を下回ったことや、米長期金利(10年債利回り)が低下し、米ドルに下落圧力が加わりました。

トルコリラは堅調に推移。トルコリラ/円は一時、19.39円へと上昇しました。ブランソン牧師(米国人)が12日に解放されたことで、米国とトルコの関係が改善に向かうとの期待感が引き続きトルコリラの支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

NZの7-9月期CPI(消費者物価指数)が今朝発表され、結果は前期比+0.9%、前年比+1.9%と、いずれも市場予想の+0.7%、+1.7%を上回りました。それを受けて、NZドルが上昇しました。

ただ、CPIを材料にしたNZドルの上昇は長続きしない可能性もあります。足もとの市場の関心は、米長期金利や主要国(特に米国)株価の動向に向きがちであり、こうした状況は本日も続くとみられるためです。米長期金利が上昇(米ドル高要因)する、あるいは主要国株価が下落(円高要因)した場合、NZドル/米ドルやNZドル/円は反落する可能性があります。

NZドル/円のテクニカル分析は、本日16日の『注目のチャート』をご覧ください。

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8月のトルコリラ下落の背景には、トルコの高インフレ膨大な経常赤字TCMB(トルコ中央銀行)の独立性をめぐる懸念、そして米国とトルコの関係悪化がありました。これらの中で、米国とトルコの関係については、トルコ国内の自宅軟禁下にあった米国人牧師が解放されたことで、今後改善に向かう可能性があります。また、8月の経常収支(10月11日発表)は25.9億ドルの黒字と、月間ベースでは約3年ぶりの黒字を記録しました。足もとではトルコリラにとってプラス材料が出つつあります。

トルコリラについては、25日のTCMB政策会合が次の大きな材料です。TCMBの会合に向けて、エルドアン大統領が改めて利下げ圧力を加える可能性もあります。ただ、新たな材料が提供されなければ、トルコリラは当面、堅調に推移しそうです。

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英ポンドは、ブレグジット(英国のEUからの離脱)交渉に関するニュースに一喜一憂する展開が続いています。17-18日のEU首脳会議に向けて、ブレグジット交渉関連で新たなニュースが出てくる可能性があり、要注意です。

日足チャートをみると、英ポンド/円は9月半ば以降の1カ月近くにわたって、おおむね147~150円のレンジで上下動を繰り返してきました。昨日(15日)、147円を割り込んだものの、当レポート執筆時点では147円台を回復しています。このまま147~150円のレンジが続く可能性がある一方、147円より下の水準に定着すれば、テクニカル面から下落圧力が加わる可能性があります。その場合の下値メドとして、145.95円が挙げられます。145.95円は、今年8月15日安値の139.91円から9月21日高値の149.69円への上昇幅9.78円に対して、38.2%下落した水準です。

英ポンド/円(日足、2018/6/25~)

(出所:トムソン・ロイターより作成)

今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』はこちら(15日更新)

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