南アフリカの財務相が交代し、ランドが上昇。ただ、ランドの上昇は長続きしない可能性もあり

2018/10/10 14:26

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・元SARB(南アフリカ中銀)総裁が新たな財務相に
・南アフリカランドの上値を抑える要因は残存
・ランド/円は7~8円のレンジが継続か


[レビュー]

10日東京時間の外国為替市場では、円が弱含み。日経平均が上昇するなか、円に下押し圧力が加わり、一時、米ドル/円は113.09円、ユーロ/円は130.22円、豪ドル/円は80.54円、NZドル/円は73.44円へと上昇しました。その後、日経平均が反落したことで、米ドル/円やクロス円は上げ幅を縮小する場面もありました。

[これからの展開]

昨日(9日)、南アフリカのネネ財務相が辞任し、後任としてムボウェニ氏が指名されました。ネネ氏は10月3日、政治介入の疑いがあるグプタ兄弟の自宅を数回にわたり訪問したことがあると認め、それまでの主張を一転。それを受けて、ネネ氏に対して辞任を求める圧力が強まっていました。ムボウェニ新財務相は、SARB(南アフリカ準備銀行、中銀)総裁を10年間(1999~2009年)務めた経験があります。

市場は、ネネ財務相が辞任して政治の不透明感が和らいだことや、元SARB総裁が新たに財務相に就任することを好感。財務相交代の発表後、南アフリカランドは上昇しました。

一方で、南アフリカランドの上値を抑える要因は残存しています。南アフリカ経済はリセッション(景気後退)に陥っているうえ、南アフリカの格付けをめぐる懸念も根強くあります。南アフリカ国債の格付けは、S&Pとフィッチが投機的等級(ジャンク)、ムーディーズは投資適格級最低(Baa3)です。ムーディーズは10月12日に南アフリカの格付けを発表する予定です。それらを考えると、南アフリカランドの上昇は長続きしない可能性があります。

日足チャートをみると、南アフリカランド/円は約2カ月にわたって、おおむね7~8円のレンジで上下動を繰り返しています。南アフリカの状況からみれば、ランド/円がレンジの上下どちらかを抜けるのは難しいかもしれません。

南アフリカランド/円(日足、2018/6/1~)
 
(出所:M2JFXチャート)

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トルコのアルバイラク財務相が昨日(9日)、インフレ対策を発表しました。*詳細は、本日10日のスポットコメント『トルコはインフレ抑制に成功するか、米国の事例』をご覧ください。



今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』はこちら(9日更新)

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