豪ドル/米ドルが約2年8カ月ぶり、豪ドル/円は約1カ月ぶりの安値圏。それぞれ下値メドは!?

2018/10/09 13:15

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米国の長期金利上昇やリスク回避を背景に、豪ドルに対して下落圧力
・豪ドルは中国情勢にも注意が必要
・トルコリラは政府のインフレ対策に反応する可能性あり


[レビュー]

9日東京時間の外国為替市場は、方向感を欠いた展開。序盤は日経平均が下落するなか、円高圧力が加わり、一時、米ドル/円は112.91円、ユーロ/円は129.72円、豪ドル/円は79.85円、NZドル/円は72.80円へと下落しました。その後、中国・上海総合指数が底堅く推移したことで、米ドル/円やクロス円は反発。おおむね昨日(8日)のNY終値近辺へと値を戻しました。

豪州の9月NAB企業景況感は+15と、8月の+14から改善したものの、豪ドルに大きな反応はみられませんでした。

[これからの展開]

豪ドルが下落傾向にあります。豪ドル/米ドルは約2年8カ月ぶり、豪ドル/円は約1カ月ぶりの安値圏で推移しています。

足もとの豪ドルの下落の背景として、主に次のことが挙げられます。(1)米国の長期金利の上昇によって、米ドルが全般的に強含んだこと、(2)イタリアの財政赤字をめぐる懸念や軟調な日米株価を背景にしたリスク回避の動き(これらは円高材料であるとともに、豪ドル安材料でもあります)。

米長期金利がさらに上昇する、あるいはリスク回避の動きが強まる場合、豪ドルは一段と下落する可能性があります。

豪ドルについては、中国の上海総合指数や人民元の動向にも注意が必要かもしれません。昨日(8日)、上海総合指数は前営業日比4%近く下落し、人民元は対米ドルで約2カ月ぶりの安値で取引を終えました。豪州経済は中国への依存度が高いため、中国への懸念が高まることは、豪ドルにとってマイナス材料と考えられます。

豪ドル/米ドルや豪ドル/円の下値メドとして、それぞれ0.7000米ドル(心理的節目)や0.6826米ドル(2016年1月安値)、78.69円(2018年9月7日安値)が挙げられます。

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トルコのアルバイラク財務相は本日(9日)、インフレ対策を発表する予定です。インフレ抑制策の内容にトルコリラが反応する可能性があります。トルコの9月CPI(消費者物価指数。3日発表)は前年比+24.52%と、8月の+17.90%から上昇率が加速。約15年ぶりの高水準を記録しました。アルバイラク財務相は7日、強力なインフレ対策を発表するとしたうえで、財政規律では妥協しないと語りました。市場を満足させる対策が打ち出されれば、トルコリラが上昇する可能性があります。一方、インフレ抑制に不十分、あるいは財政規律が緩む可能性があると市場が判断した場合、トルコリラは下落するとみられます。



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