イタリア情勢や米長期金利に注目。トルコ政府がインフレ対策を本日発表予定

2018/10/09 08:23

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・イタリアの財政赤字をめぐる懸念
・米長期金利の行方は?
・トルコリラは政府のインフレ対策に反応する可能性あり


(欧米市場レビュー)

8日欧米時間の外国為替市場では、ユーロが軟調に推移。一時、ユーロ/米ドルは1.1460米ドル、ユーロ/円は129.49円へと下落しました。イタリアのサルビーニ副首相が「ユンケル欧州委員長とモスコビシ欧州委員(経済・財政・税制担当)は欧州の敵だ」と述べ、両氏を名指しで批判。イタリアとEUの対立が浮き彫りとなったことで、ユーロに対して下落圧力が加わりました。

円は強含み。一時、米ドル/円は112.82円、豪ドル/円は79.76円、NZドル/円は72.70円へと下落しました。NYダウ平均の下落を背景に、リスク回避の動きが強まりました。ただその後、NYダウ平均が反発し、さらに前日終値比プラスに転じると、米ドル/円やクロス円は下げ幅を縮小しました。

(本日の相場見通し)

イタリアの財政赤字をめぐる懸念から、債券市場ではイタリア国債の利回りが上昇し、外為市場ではユーロに対して下落圧力が加わっています。昨日(8日)、イタリアの長期金利(10年債利回り)は約4年7カ月ぶりの高水準を記録し、ユーロは対米ドルで約1カ月半ぶりの安値をつけました。ユーロについては、イタリア関連のニュースに引き続き注意が必要です。イタリアの財政赤字をめぐる懸念が一段と高まる場合、ユーロは下落する可能性があります。

米国の長期金利にも目を向ける必要がありそうです。長期金利は先週末(5日)、一時約7年5カ月ぶりの高水準を記録しました(昨日の米債券市場は、祝日のため休場)。米長期金利の上昇は、米株式市場にとってマイナス材料と考えられます。株安によってリスク回避の動きが強まれば、円高圧力へとつながる可能性があります。

トルコのアルバイラク財務相が本日(9日)、インフレ対策を発表する予定です。インフレ抑制策の内容にトルコリラが反応する可能性があります。トルコの9月CPI(消費者物価指数。3日発表)は前年比+24.52%と、8月の+17.90%から上昇率が加速。約15年ぶりの高水準を記録しました。アルバイラク財務相は7日、強力なインフレ対策を発表するとしたうえで、財政規律では妥協しないと語りました。市場を満足させる対策が打ち出されれば、トルコリラが上昇する可能性があります。一方、インフレ抑制に不十分、あるいは財政規律が緩む可能性があると市場が判断した場合、トルコリラは下落するとみられます。

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【マーケットView】
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