トルコCPI上昇率は約15年ぶりの高水準。市場の関心はトルコ政府や中銀の対応へ!?

2018/10/04 13:50

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・トルコの9月CPI上昇率は約15年ぶり、9月PPI上昇率は約16年ぶりの強い伸び
・アルバイラク財務相は来週、インフレ抑制策を発表すると表明
・市場は今後、TCMBの対応を試す展開になる可能性もあり

[レビュー]

4日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、米ドル/円は114.18円、ユーロ/円は130.97円、豪ドル/円は80.96円、NZドル/円は74.19円へと下落しました。日経平均や香港ハンセン指数が下落するなか、円高圧力が加わりました。

豪州の8月貿易収支は16.04億豪ドルの黒字と、黒字額は市場予想の14億豪ドルを上回ったものの、市場では材料視されませんでした。

[これからの展開]

トルコの9月CPI(消費者物価指数)が昨日(3日)発表されました。結果は前年比+24.52%と、8月の+17.90%から上昇率が加速。TCMB(トルコ中央銀行)のインフレ目標である+5%を大きく上回り、約15年ぶりの高水準を記録しました。家具・住宅設備が前年比37.28%、輸送費が同36.61%、食品・非酒類飲料が同27.7%上昇し、それらがCPI全体を押し上げました。

また、9月PPI(生産者物価指数)も昨日発表され、前年比+46.15%と、8月の+32.13%から上昇率が加速。約16年ぶりの強い伸びを示しました。PPI上昇率の加速はインフレ圧力の増大を示唆しており、CPI上昇率は今後一段と加速する可能性があります。

トルコのアルバイラク財務相は、9月CPIの結果について「見通しを上回った」としたうえで、インフレ対策の協議を4日に開始し、インフレ抑制策を来週発表すると表明。また、政府による措置の具体的な成果が10月から表れ始め、インフレ率は10-12月期に政府目標(中期経済計画では、2018年は+20.8%と予想)に向けて鈍化すると語りました。


(出所:トムソン・ロイターより作成)
 

(出所:トムソン・ロイターより作成)

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TCMBは9月13日の前回会合で6.25%の利上げを決定。政策金利(1週間物レポ金利)を17.75%から24.00%に大幅に引き上げました。

CPI上昇率(前年比24.52%)がTCMBの政策金利の水準を上回ったことで、市場ではTCMBは追加利上げを行う必要があるとの指摘があります。10月25日のTCMB会合に向けて、市場はTCMBに対して利上げを催促する動きになる(トルコリラ売り圧力を強める)可能性もあります。

トルコリラについては、10月12日に予定されているブランソン牧師の審理も材料になる可能性があります。米国人のブランソン牧師はトルコ国内の自宅に現在軟禁されており、米国はブランソン牧師の解放を要求。ブランソン牧師を問題が米国とトルコの関係悪化の一因となっているためです。

トルコリラ/円のテクニカル分析は、本日4日の『注目のチャート』をご覧ください。



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