豪住宅建設許可件数は予想外の減少。豪ドルの重石となりそう

2018/10/03 13:02

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場はイタリアに関する報道に反応しやすい地合い
・市場では、豪住宅市場をめぐる懸念が強まる可能性あり
・豪ドル/米ドルは0.7086米ドル、豪ドル/円は81.30円や80円が目先の下値メドか


[レビュー]

3日東京時間の外国為替市場では、ユーロが反発。一時、ユーロ/米ドルは1.1593米ドル、ユーロ/円は131.96円へと上昇しました。「イタリアは2021年に財政赤字を対GDP比で2%にすることを目指す」との報道がユーロの上昇材料となりました。イタリア政府が先週発表した2019~21年の経済財政計画では、2021年の財政赤字(対GDP比)目標は2.4%でした。

一時、豪ドル/米ドルは0.7162米ドル、豪ドル/円は81.35円、NZドル/米ドルは0.6570米ドル、NZドル/円は74.59円へと下落しました。その後、ユーロの上昇にけん引されて、豪ドルとNZドルは対米ドルや対円で反発。いずれも昨日(2日)NY終値近辺まで値を戻しました。

[これからの展開]

本日(3日)、トルコの9月CPI(消費者物価指数)が発表されます(日本時間午後4時)。これまでのトルコリラ安の影響によって、9月のCPIは8月の前年比+17.90%から一段と上昇率が加速する可能性があります。トルコが抱える問題のひとつに高インフレがあります。そのため、CPI上昇率の大幅な加速は、トルコリラにとってマイナス材料と考えられます。また、CPI上昇率がTCMB(トルコ中央銀行)の政策金利の水準(24.00%)に接近した場合、市場の関心は今後、25日の会合におけるTCMBの対応に向かう可能性があります。

*****

豪州の8月住宅建設許可件数が本日発表されました。結果は前月比マイナス9.4%と市場の予想(1.0%増)に反して減少しました。豪大手銀行は8月末以降、相次いで住宅ローン金利を引き上げました。市場では、住宅ローン金利の引き上げによって、ローンの借り手の金利負担が増大し、豪住宅市場全体を冷やすとの懸念があります。住宅建設許可件数の結果を受けて、住宅市場をめぐる懸念は強まる可能性があります。

 
(出所:トムソン・ロイターより作成)

今週に入り、外為市場ではイタリアの財政赤字をめぐる懸念からユーロ安が進む一方、リスク回避の動きから、円や米ドルに対して上昇圧力が加わっています。円高・米ドル高の結果、豪ドル/円や豪ドル/米ドルは足もとで軟調に推移しています。こうした状況のなか、豪ドルにとってマイナス材料が提供されました。仮にリスク回避の動きが和らいだとしても、豪ドル独自の材料から豪ドル/米ドルや豪ドル/円は伸び悩む可能性があります。目先の下値メドとして、豪ドル/米ドルは0.7086米ドル(9月11日安値)、豪ドル/円は81.30円(9月20日、9月27日、10月2日の安値水準)や80円(心理的節目)が挙げられます。



今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』はこちら(1日更新)

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【マーケットView】
マーケットViewは、毎日16時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【トラリピ戦略モデル】
トラリピを1クリックでカンタン発注!(マイページログインが必要です)

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【キャンペーンのご案内】

FX新規口座開設キャンペーン

M2JFX口座をお持ちのお客様はこちら

= = = = = = = = = = = = = = = = =