豪RBAは政策金利据え置き。金融政策スタンスに変化はなさそう

2018/10/02 14:57

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・RBA(豪中銀)の声明の内容は9月から大きな変化なし
・豪景気に楽観的な見方を示す一方、高水準の家計債務を引き続き懸念

[レビュー]

2日東京時間の外国為替市場では、ユーロが軟調に推移。一時、ユーロ/米ドルは1.1543米ドル、ユーロ/円は131.38円へと下落しました。イタリアの財政赤字をめぐる懸念を背景に、ユーロに下落圧力が加わりました。*イタリアの財政赤字に対する懸念については、本日2日の『スポットコメント』をご覧ください。

豪ドルやNZドルも弱含み。いずれも対米ドルや対円で下落しました。香港ハンセン指数が下げ幅を拡大するなか、豪ドルやNZドルに下押し圧力が加わりました。香港ハンセン指数の下落率は一時、前営業日比2%を超えました。

[これからの展開]

RBAは本日(2日)、政策金利を過去最低の1.50%に据え置くことを決定しました。

前回9月4日から声明の内容に大きな変化はありませんでした。

声明は、豪経済について「2018年と2019年のGDP成長率は、平均で3%を若干上回る」との見通しを維持。経済の主な不透明要因として、家計消費の見通しを挙げ、「家計所得の伸びは緩やかで、債務の水準は高い」と指摘しました。

労働市場については、「見通しは依然として明るい」と評価。失業率は低下傾向にあり、「求人率は高く、一部分野で技術者不足の報告がある」としました。「賃金の伸びは最近若干上向いたものの、依然として鈍い」と指摘する一方、経済の改善によって賃金伸びはいずれ、さらに幾分押し上げられるとの見方を示しました。

金融政策に関する文言は、前回と全く同じ。「低水準の金利が、豪経済を引き続き支援している」と指摘。「失業率の一段の低下やインフレ率の目標水準への回帰が予想されているものの、そのペースは緩やかになる可能性が高い」と分析。そのうえで、「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」としました。

***

ロウ総裁らRBA当局者は、政策金利を当面据え置くことを示唆しつつ、次の一手は利下げよりも利上げの可能性が高いとの見解です。今回の声明を見る限り、RBAの金融政策スタンスに変化はなさそうです。

豪ドルは、RBAの政策金利や声明に対して反応薄でした。政策金利が市場の予想通りの結果(据え置き)となり、また声明の内容も前回とほぼ同じだったためと考えられます。

豪ドルについては、明日3日発表の豪州の8月住宅建設許可件数(日本時間午前10時30分)が次の独自材料となりそうです。



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